抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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球状氷を砂粒子に見立てた,砂岩の続成作用(特に砂の固結化作用)を教示するための実験(A,B,C)を考案,実施し,その実用性を検討した。実験Aでは,氷点下で2つの球状氷を塩ビパイプ中に重ねて静置した。実験Bでは,実験Aと同様の方法で,2つの球状氷の上に890gの重しを乗せた。実験A,Bともに,1ヶ月後,球状氷は結合していた。実験Cでは,室温下でアクリルパイプ中に2つの球状氷を重ねて入れ,ラップで密閉した後,氷点下で静置した。2ヶ月後,球状氷は結合していた。実験Aの1ヶ月後および実験Cの2ヶ月後における結合した球状氷を薄片にし,偏光板に挟んでクロスニコル状態で観察した。実験Aでは面接触を示し,球状氷の結合が圧力溶解による砂粒子の結合に類似していた。実験Cでは,球状氷は霜を介して結合されていた。実験A,Bは圧力溶解,実験Cはセメント化作用を模した実験教材として活用できると考えられる。(著者抄録)