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J-GLOBAL ID：201702281289982218   整理番号：17A1279343

高速道路における一般ドライバーの運転挙動特性の個人内変動と異質性

著者 (2件)： 塩見康博 (立命館大 理工) ,  湯浅雅人 (立命館大 理工)
資料名： 高速道路と自動車  (Expressways and Automobiles)
巻： 60  号： 10  ページ： 40-46  発行年： 2017年10月01日 
JST資料番号： F0048A  ISSN： 0287-2587  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 渋滞や事故リスクは各ドライバーの運転挙動特性の異質性によって高まる。このため,同一ドライバーでも,走行条件により運転挙動特性が変動することを調べる必要がある。そこで,通勤で京都東IC~草津田上IC間を利用する6名の被験者を対象に走行実験を行った。車両に取り付けたスマートフォンから得たGPSデータ,前方映像等から,道路幾何構造・交通状態のデータを求め,CANデータロッガ-からはエンジン回転数・スロット開度等車両の運転状況のデータを求めた。ドライバーには心拍数計測装置を付けさせるとともに,実験前後のアンケート調査で,前日の就寝時刻,トリップ前の体調,トリップ後の疲労度等を聞いた。これらのデータを基に各被験者について,道路区間毎・往復別の走行環境・心身状態と,走行中のアクセル操作,車間時間,車線変更回数,自由走行速度の関係を分析した。心拍数と,アクセル・スロットル開度の時間差分,車間時間,自由走行速度との間に有意な相関があること等が分かった。

シソーラス用語： *高速道路 ,  *運転者 ,  *行動 ,  交通混雑 ,  リスク ,  交通事故 ,  通勤 ,  走行試験 ,  スマートフォン ,  データ ,  構造 ,  道路交通 ,  心拍 ,  相関 ,  データ収集
準シソーラス用語： GPSデータ ,  *運転行動 ,  幾何構造 ,  交通データ ,  心拍数

分類 (1件)： 運転者  (TB01040V)

引用文献 (12件)：

• Ossen, S. and Hoogendoorn, S.P. : Heterogeneity in car-following behavior : Theory and empirics. Transportation Research Part C: Emerging Technologies, Vol. 19, Issue 2, pp. 182-195, 2011.
• Shiomi, Y., Yoshii, T. and Kitamura, R.: Platoon-Based Traffic Flow Model for Estimating Breakdown Probability at Single-Lane Expressway Bottlenecks. Transportation Research Part B 45(9), pp.1314-1330, 2011.
• Tu, H., Tamminga, G, Pel, A. J., and Drolenga, H. : Sensitivity anal ysis on heterogeneity of driving behavior for evacuation studies and its impacts on traffic safety. The 13th International IEEE Conference on Intelligent Transportation Systems. 2010. Madeira, Portugal.
• 亀岡弘之,小根山裕之,渡部義之,櫻井光昭 : 「走光性を活用した路側発光体の動的点滅制御による渋滞発生緩和の効果検証」, 『第48回土木計画学研究発表会・講演集』, 2013。
• 遠藤元一,中川浩,深瀬正之,橋本弾 : 「東京湾アクアライン渋滞対策について」, 『第34回交通工学研究発表論文集』, pp.255-261, 2014。

タイトルに関連する用語 (5件)： 高速道路 ,  ドライバー ,  挙動 ,  個人内変動 ,  異質性