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J-GLOBAL ID：201702281891024792   整理番号：17A1694451

斜め堰を起点とする水路の周辺における土地被覆-国内の歴史的用水10例を対象として-

著者 (1件)： 村上修一 (滋賀県大 環境科学)
資料名： 都市計画報告集(CD-ROM)  (Report of the City Planning Institute of Japan)
号： 15  ページ： 188-191  発行年： 2017年04月25日 
JST資料番号： L4775B  ISSN： 1348-2858  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現存する斜め堰で導水する水路周辺の土地被覆の現況を調査した。流水内の位置や受益地規模の異なる事例を抽出して現地調査を行い,GIS植生調査の土地被覆図を数値地図と重ね合わせて土地被覆分布状況を把握した。その結果,1)大部分の事例で水路の川側で田,山側で林地が優占し,地形に即した土地利用が観察できること,2)川側への市街地の集積,山側へのゴルフ場の優占等の事例があり,都市化進行や開発に伴う景観変質が見られること,3)水路を境とする土地の工程が一律でないこと,複数の水源による灌漑の結果としての土地利用等を示す事例があること,等の知見を得た。

シソーラス用語： *堰 ,  *用水路 ,  *土地被覆 ,  土地利用 ,  斜面 ,  地理情報システム ,  現地調査 ,  水田 ,  森林 ,  自然景観 ,  文化 ,  都市化 ,  *灌漑 ,  水利用
準シソーラス用語： 農村景観 ,  農業水利

分類 (2件)： 土地利用一般,地域制  (RD02010Z) ,  堰,水門  (RC10020Y)

引用文献 (7件)：

• 高谷好一(1996)水田の景観学的分類試案:農耕文化研究振興会編 稲作空間の生態:大明堂:14-48
• 岩屋隆夫(2007)斜め堰の実態とその類型:土木史研究論文集26:45-58
• 村上修一(2016)斜め堰の取水点における堰体と河道および隣接地形の見え方に関する研究:ランドスケープ研究79(5):569-574
• 村上修一(2016)歴史的用水路沿いの景観の構造-高知県四万十市の四ヶ村溝を事例として-:都市計画報告集Vol.15:70-74
• 大澤啓志,勝野武彦(2002)胆沢扇状地の水田集落における水路網の形状と水路形態の地域的差異:農村計画学会21:169-174

タイトルに関連する用語 (6件)： 起点 ,  水路 ,  周辺 ,  土地被覆 ,  歴史 ,  用水