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J-GLOBAL ID:201702282154791955   整理番号:17A1708826

経腸及び非経口栄養公式を受けた老人患者の頭髪中の炭素と窒素の安定同位体比を用いた栄養評価【Powered by NICT】

Nutritional assessment using stable isotope ratios of carbon and nitrogen in the scalp hair of geriatric patients who received enteral and parenteral nutrition formulas
著者 (9件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 1661-1668  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1761A  ISSN: 0261-5614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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経腸栄養または非経口栄養式を受けた日本の老人患者の頭髪中のδ~13Cおよびδ~15n値は栄養状態を評価するために測定した。患者におけるδ~13C,δ~15n,カロリー摂取,BMI,アルブミン濃度,総コレステロール(T CHO)と老人栄養リスク指数(GNRI)間の関係を調べた。更に,毛髪への栄養塩から~13Cおよびδ~15Nの濃縮を調べた。経腸栄養を受けた患者の毛髪中のδ~13C値は,受信したカロリーの減少とともに減少したが,δ~15n値が増加し,負の窒素平衡による低カロリー摂取患者における栄養不良を示唆した。δ~13Cはδ~15Nに対してプロットしたとき,低カロリー摂取量(20kcal/kg/日)患者の分布は,対照被験者のそれとは異なっていたが,高カロリー摂取量(20kcal/kg/日)患者の分布は対照のそれと類似していた。有意差はBMI,アルブミン濃度,T-CHOまたはGNRI低および高カロリー群間で観察されなかった。毛への経腸栄養剤から~13Cおよびδ~15Nの濃縮は,経腸栄養剤におけるδ~13Cおよびδ~15Nと逆相関した。δ~13Cおよびδ~15Nの濃縮レベルは高カロリー群で高く,低かった,傾向があった。一方,非経口栄養を受けた患者の毛髪中のδ~13Cおよびδ~15N値は対照被験者と経腸栄養を受け,それぞれ,非経口栄養素の高いδ~13Cおよび低いδ~15N含有量を反映している患者でより高く,低かった。経腸栄養を受けた患者の毛髪中のδ~13Cおよびδ~15n値は老人患者の長期栄養状態を評価するための有効な指標であるかもしれない。20kcal/kg/日のカロリー摂取量は経腸栄養を受けている日本人老人患者における栄養失調のカットオフ値である可能性がある。しかし,非経口栄養はδ~13Cおよびδ~15Nの異なる変化が結果として得られた親栄養から患者を扱う場合に注意が必要である。毛への経腸栄養剤から~13Cおよびδ~15Nの濃縮レベルは経腸栄養剤のδ~13Cおよびδ~15n値と逆相関であり,カロリー摂取に応じて変化した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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同位体存在比,質量スペクトル 

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