抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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京王電鉄は,延長84.7kmの路線において約180万人/日を輸送している。同電鉄では,分岐器を除く区間全てでPCまくらぎを採用している。PCまくらぎの耐用年数は30~50年程度といわれているが,定量的に評価する方法はない。そこで,PCまくらぎの経年や損傷に伴う耐荷力の低下を定量的に把握し,計画的な維持管理の参考に資するため,各種の検査を行った。調査対象としたのは,ポストテンション式のPCまくらぎである。PCまくらぎの調査項目は,外観調査,まくらぎ曲げ試験,押込み材引抜き試験,残留プレストレス量測定試験,圧縮強度試験,端部支圧板およびPC鋼棒ネジ部・ヘッド部の状態調査,中性化試験,の7項目である。調査の結果,経年に伴い,摩耗や支圧板の発錆範囲が大きくなる傾向や,まくらぎ端部・レール直下の摩耗が進む特徴が把握できた。