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J-GLOBAL ID：201702282926330375   整理番号：17A1001647

東北地方太平洋沖地震に伴う津波が大槌湾のプランクトン群集に及ぼした影響

Impact of the tsunami following 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake on plankton communities in Otsuchi Bay

著者 (3件)： 西部裕一郎 (東京大学大気海洋研究所) ,  福田秀樹 (東京大学大気海洋研究所) ,  津田敦 (東京大学大気海洋研究所)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 83  号： 4  ページ： 656-658(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プランクトンは沿岸域の漂泳生態系において低次生産者として重要であるため,津波の影響とその後の変化過程を把握することは,津波が沿岸生態系に及ぼした影響を理解する上で不可欠である。そこで本稿では,東北地方太平洋沖地震に伴う津波によって甚大な被害を受けた大槌湾における植物・動物プランクトンの動態と津波前後での変化についてまとめた。さらに,東北太平洋岸の他の湾から報告された同様の研究を整理し,津波が沿岸域のプランクトン群集に及ぼした影響についても概説した。

シソーラス用語： *プランクトン ,  *津波 ,  大地震 ,  生態系 ,  *ポピュレーションダイナミックス ,  クロロフィルa ,  *生態遷移
準シソーラス用語： 大槌湾 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  沿岸生態系 ,  *個体群動態

分類 (2件)： プランクトン  (FH02050R) ,  生態系  (EE01040P)

引用文献 (17件)：

• 1) Fukuda H, Katayama R, Yang Y, Takasu H, Nishibe Y, Tsuda A, Nagata T. Nutrient status of Otsuchi Bay (northeastern Japan) following the 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake. J. Oceanogr. 2016; 72: 39-52.
• 2) 福田秀樹,楊燕輝,高巣裕之,西部裕一郎,立花愛子,津田 敦,永田 俊.2011年東北地方太平洋沖地震以降5年間の三陸沿岸大槌湾における栄養塩環境の変化.沿岸海洋研究 2017; 54: 105-116.
• 3) Tachibana A, Nishibe Y, Fukuda H, Kawanobe K, Tsuda A. Phytoplankton community structure in Otsuchi Bay, northern Japan after the 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake and tsunami. J. Oceanogr. 2017; 73: 55-65.
• 4) Nishibe Y, Isami H, Fukuda H, Nishida S, Nagata T, Tachibana A, Tsuda A. Impact of the 2011 Tohoku earthquake tsunami on zooplankton community in Otsuchi Bay, northeastern Japan. J. Oceanogr. 2016; 72: 77-90.
• 5) Taniuchi Y, Watanabe T, Kakehi S, Sakami T, Kuwata A. Seasonal dynamics of the phytoplankton community in Sendai Bay, northern Japan. J. Oceanogr. 2017; 73: 1-9.

タイトルに関連する用語 (5件)： 東北地方太平洋沖地震 ,  津波 ,  大槌湾 ,  プランクトン ,  群集