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J-GLOBAL ID：201702282935281858   整理番号：17A1692484

精肉用真空スキンパック包装で大幅に鮮度保持延長 食品ロス削減に効果大。日本での普及に期待

著者 (1件)： 足立左千子
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 45  号： 11  ページ： 16-18  発行年： 2017年11月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 当該企業は,消費期限の短い日配品や生鮮品等が毎日大量に廃棄されている問題への対応策として,精肉の鮮度保持期間を大幅に延長できるバリアフィルムを使用した真空スキンパック包装(VSP:Vacuum Skin Packaging)の国内普及に向けた取り組みをスタートさせた。本稿では,まず,欧州におけるバリアVSPの採用増加と,廃棄ロス1%未満の達成に触れた。次いで,VSPとその他のパッケージを使った精肉の鮮度保持検証試験を実施し,パッケージごとの一般細菌数の増殖傾向と,ドリップ・色・外観・肉質などの官能評価,色調を測定し,その結果,VSPには群を抜く細菌増殖抑制効果のあること,新鮮な肉は暗赤色,鮮やかな赤色は酸化の証拠であること,鮮度保持期間は安全性を考慮しても賞味期限7日間が可能であること等について報告した。さらに,鮮度保持の価値と普及における課題として,バリアVSPという包装形態が見慣れていないこと,精肉の鮮度の目安とされる鮮やかな赤色については,一般トレー包装やMAPと比べると見劣りがすること等を挙げた。

シソーラス用語： *生鮮食品 ,  *食肉 ,  *貯蔵安定性 ,  新鮮度 ,  *真空包装 ,  *プラスチックフィルム ,  食品廃棄物 ,  *増殖 ,  増殖阻害 ,  時間制限 ,  腐敗 ,  *官能検査 ,  試験
準シソーラス用語： *バリアフィルム ,  検証試験 ,  *細菌増殖 ,  賞味期限 ,  食品の変質 ,  *鮮度保持

分類 (2件)： 食品包装  (FJ02030B) ,  生肉の品質と処理  (FJ12032O)

タイトルに関連する用語 (9件)： 真空 ,  スキンパック ,  包装 ,  鮮度保持 ,  食品 ,  ロス ,  日本 ,  普及 ,  期待