文献

J-GLOBAL ID：201702283166230064   整理番号：17A0617114

アニーリング処理の影響を受けるナノTi/Co₄Sb_11.3Te_0.58Se_0.12複合材料の熱電特性と曲げ強度

The Thermoelectric Properties and Flexural Strength on Nano-TiN/Co₄Sb_11.3Te_0.58Se_0.12 Composites Affected by Annealing Treatment

著者 (5件)： WEN Pengfei (Wuhan Univ. Technol., Wuhan, CHN) ,  ZHAI Pengcheng (Wuhan Univ. Technol., Wuhan, CHN) ,  DING Shijie (Wuhan Univ. Technol., Wuhan, CHN) ,  DUAN Bo (Wuhan Univ. Technol., Wuhan, CHN) ,  LI Yao (Wuhan Univ. Technol., Wuhan, CHN)
資料名： Journal of Electronic Materials  (Journal of Electronic Materials)
巻： 46  号： 5  ページ： 2807-2811  発行年： 2017年05月 
JST資料番号： D0277B  ISSN： 0361-5235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： CoSb₃系熱電材料の特性向上に,適切な分散系は積極的な役割を果たす。ここでは,ナノTiN(1体積%)分散Co₄Sb_11.3Te_0.58Se_0.12複合材について,熱アニーリング処理の影響を調査した。真空中773Kで処理を施した試料の微細構造,熱電特性,および曲げ強度に注目した。200時間のアニーリング処理の後,試料密度は4%減少した。電気伝導率と熱伝導率は,試料の多孔性が増したため低下した。しかし,Seebeck係数はほとんど変化しなかった。結局,ZT値はほんの少しだけ低下した。さらに,200時間のアニーリング後に曲げ強度が16%下がったが,機械的特性の劣化の可能性は注目に値する。ナノ包有物の熱膨張係数をマトリックスのそれに合わせるべきことが暗示される。

シソーラス用語： *電気特性 ,  *曲げ強さ ,  *熱処理 ,  *アンチモン化物 ,  *コバルト化合物 ,  コバルト鉱 ,  温度依存性 ,  チタン化合物 ,  窒化物 ,  分散系
準シソーラス用語： TiN ,  *アンチモン化コバルト ,  *熱アニーリング ,  *熱電特性

分類 (1件)： 電気材料一般  (NA04010A)

タイトルに関連する用語 (5件)： アニーリング処理 ,  Ti ,  複合材料 ,  熱電特性 ,  曲げ強度