文献

J-GLOBAL ID：201702283177793427   整理番号：17A0565925

行列束と主成分分析によるFinite Rate of Innovationの信号復元アルゴリズム

Signal Reconstruction Algorithm of Finite Rate of Innovation with Matrix Pencil and Principal Component Analysis

著者 (2件)： SHI Yujie (Graduate School of Engineering and Instruments for Space, Beihang University) ,  ZENG Li (College of Astronautics, Beihang University)
資料名： IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Web)  (IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Web))
巻： E100.A  号： 3  ページ： 761-768(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0466A  ISSN： 1745-1337  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,単位時間当たりの自由度が有限な信号クラスである非帯域制限信号の完全な再構築に関する雑音の問題を調査した。Finite Rate of Innovation(FRI)法は,適切なカーネルの使用によって非帯域制限信号を回復する手段を提供してくれる。しかしながら,ノイズの存在下では,この方式の再構成機能はうまく行かない可能性がある。さらに,この方式によって可能になるサンプリングレートの低減によって,エラー感度が増加することがある。本稿では,雑音耐性を向上させるために,サンプル信号再構成のための行列束(MP)法を提案した。それは主成分分析(PCA)に基づいたものである。適応性のある固有値を選択することによって,Yule-Walker方程式の安定した解を介して非帯域制限信号を完全に再構築することができた。提案方法を用いることで,再構築した結果に対して高い信号対雑音比(SNR)を実現可能である。本方法を,Diracsおよび非一様スプラインといった特定の非帯域制限信号に適用した。シミュレーションの結果によって,MPおよびPCAがFRI法よりも雑音抑圧に有効であることを示した。FRI法は,バイオイメージング,レーダ,および超音波イメージングに関連する応用を含めて,多くの用途に利用することができる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 関数 ,  主成分分析 ,  *信号再生 ,  信号 ,  速度 ,  信号標本化 ,  *雑音発生防止
準シソーラス用語： サンプリングレート ,  行列束 ,  *雑音抑圧 ,  *信号復元 ,  帯域制限信号

著者キーワード (4件)： finite rate of innovation ,  matrix pencil ,  non-bandlimited signals ,  principal component analysis

分類 (1件)： 信号理論  (ND02020G)

引用文献 (24件)：

• [1] M. Unser, “Sampling-50 years after Shannon,” Proc. IEEE, vol.88, no.3, pp.569-587, April 2000.
• [2] C.E. Shannon, “Communication in the presence of noise,” Proc. Institute of Radio Engineers (IRE), vol.37, no.1, pp.10-21, Jan. 1949.
• [3] D.L. Donoho, “Compressed sensing,” IEEE Trans. Inform. Theory, vol.52, no.4, pp.1289-1306, April 2006.
• [4] R.G. Baraniuk, “Compressive sensing [Lecture Notes],” IEEE Signal Process. Mag., vol.24, no.4, pp.118-121, July 2007.
• [5] E.J. Candes and M.B. Wakin, “An introduction to compressive sampling,” IEEE Signal Process. Mag., vol.25, no.2, pp.21-30, FEB. 2008.

タイトルに関連する用語 (4件)： 行列束 ,  主成分分析 ,  信号復元 ,  アルゴリズム