文献

J-GLOBAL ID：201702283253089026   整理番号：17A1653027

パターンマッチングのためのデータフローグラフ抽出器の実装

著者 (3件)： 新山祐介 (東京工大) ,  荒堀喜貴 (東京工大) ,  権藤克彦 (東京工大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 249(DC2017 20-32)  ページ： 37-42  発行年： 2017年10月12日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,ソースコードからの高水準の意味の抽出を目標とする新しいデータフローグラフFGyamaを提案および実装する。FGyamaはプログラム中のデータの相互作用を詳細に表現する特徴があり,異なるプログラムの計算過程を比較するのに適している。本論文ではまずFGyamaの構造,抽出アルゴリズムおよび実装方法を記述する。次にFGyamaの評価の一環として,大量のコードベースから抽出したFGyamaをデータベースに蓄積し,与えられたコードと類似するデータフローをもつプログラムを発見する実験をおこなった。その結果,いくつかの興味深いコード対が発見された。本手法はプログラム解析および類似コード(クローン)の検出への応用も期待できる。(著者抄録)

シソーラス用語： *パターンマッチング ,  *データフローグラフ ,  *抽出装置 ,  計算機コード ,  データ ,  相互作用 ,  抽出 ,  アルゴリズム ,  実装 ,  データベース
準シソーラス用語： ソースコード

分類 (2件)： 記号処理  (JE03000Q) ,  応用プログラミング言語  (JD03052Y)

引用文献 (5件)：

• Veselin Raychev, Martin Vechev and Andreas Krause, Predicting Program Properties from ′′Big Code′′, POPL'15 Proceedings of the 42nd Annual ACM SIGPLAN-SIGACT Symposium on Principles of Programming Languages, Pages 111-124.
• 大村悠太,権藤克彦 and 立石孝彰, プログラム変換ルールを用いたプログラム自動要約フレームワークの構築, Proceedings of FOSE 2015.
• Toshihiro Kamiya, Shinji Kusumoto and Katsuo Inoue, CCFinder: A Multilinguistic Token-Based Code Clone Detection System for Large Scale Source Code, IEEE Transactions on Software Engineering, Vol.27, No.7, Jul 2002.
• Raghavan Komondoor and Susan Horwitz, Using Slicing to Identify Duplication in Source Code, SAS'01 Proceedings of the 8th International Symposium on Static Analysis, Pages 40-56
• Lingxiao Jiang, Ghassan Misherghi, Zhendong Su and Stephane Glondu, DECKARD: Scalable and Accurate Tree-Based Detection of Code Clones, ICSE'07 Proceedings of the 29th international conference on Software Engineering, Pages 96-105

タイトルに関連する用語 (4件)： パターンマッチング ,  データフローグラフ ,  抽出器 ,  実装