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J-GLOBAL ID：201702283357130828   整理番号：17A0514468

子どもの道路横断判断に関する情報提供による保護者の意識への影響分析

著者 (4件)： 稲垣具志 (日本大学 理工学部交通システム工学科) ,  小早川悟 (日本大学 理工学部交通システム工学科) ,  寺内義典 (国士舘大学 理工学部建築学系) ,  青山恵里 (日本大学大学院 理工学研究科社会交通工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 72  号： 5  ページ： I_985-I_992(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,子どもにとって安心で安全な道路環境の構築に向けた取り組みが活発化している.効果的な安全教育・対策の構築には,発達に応じて変化する子どもの交通社会における能力を的確に把握する必要がある.先行研究では道路横断時の判断特性に着目し,接近車両に対する小学生の判断能力について実験的に考察し,子どもは車両速度に対応した判断ができないこと等を明らかにしている.本稿では子どもの横断判断能力の特性について小学生保護者へ情報提供することによる影響をアンケート調査により把握した.これより,子どもの交通行動能力に関する保護者の認識が実態と乖離していることが明らかとなった.また,多くの保護者に対して強い危険認識が与えられ,自動車運転時の速度抑制や子どもへの指導に関する積極的な意識変化をもたらすこと等が示された.(著者抄録)

シソーラス用語： 環境 ,  *子供 ,  *移動 ,  判断 ,  情報サービス ,  意識 ,  人間 ,  親 ,  安全教育 ,  安全対策 ,  *能力 ,  性能分析 ,  交通行動 ,  整備 ,  道路交通
準シソーラス用語： 交通社会 ,  車両速度 ,  *道路横断 ,  道路環境 ,  道路交通整備 ,  能力分析 ,  *判断能力 ,  保護者 ,  保護者意識

著者キーワード (5件)： children ,  crossing decision ,  parent’s consciousness ,  community road ,  traffic safety education

分類 (2件)： 道路工学一般  (RC08010M) ,  自動車事故,交通安全  (TB01050G)

引用文献 (17件)：

• 1) 内閣府中央交通安全対策会議:第10次交通安全基本計画,2016.
• 2) 国土交通省:通学路における緊急合同点検の取組状況について,http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000325.html(2016.02.26確認)
• 3) 警視庁:小学生の交通人身事故発生状況~平成27年中~http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/jiko/data/jiko_syogaku.pdf(2016.02.26 確認)
• 4) 市原慎介,吉田進悟,小嶋文,久保田尚:ハンプの短区間連続設置における周辺環境への影響および有効性の検証,土木学会論文集D3 (土木計画学), Vol. 67, No. 5 (土木計画学研究・論文集第28巻), pp. I_1165-I_1172, 2011.
• 5) 本田肇,伊藤克広,金子正洋,高宮進:簡易デバイスを用いた生活道路における速度抑制に関する研究,第31回交通工学研究発表会論文報告集,pp. 123-127, 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 子ども ,  道路横断 ,  情報提供 ,  意識 ,  影響分析