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J-GLOBAL ID：201702283417623351   整理番号：17A0979865

下新川海岸入善海底谷周辺の土砂動態に関する研究

著者 (8件)： 二階堂竜司 ((株)建設技術研究所 東京本社河川部海岸海洋室) ,  平野宜一 ((株)建設技術研究所 東京本社河川部海岸海洋室) ,  原文宏 ((株)建設技術研究所 東京本社河川部海岸海洋室) ,  高田保彦 ((株)CTI新土木) ,  森田賢治 (国土交通省北陸地方整備局黒部河川事務所) ,  伏木裕二 (国土交通省北陸地方整備局富山河川国道事務所) ,  岩佐隆広 ((株)建設技術研究所 東京本社水理センター) ,  青木伸一 (大阪大学大学院 工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 72  号： 2  ページ： I_535-I_540(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,下新川海岸の入善海底谷周辺の土砂動態を明らかにすることを目的として,深浅測量,底質調査,海底状況撮影等の現地調査,水理模型実験および数値シミュレーションを実施したものである.深浅測量の経年変化より,移動限界水深よりも深いT.P. -15m~25m地点で顕著な侵食が確認できた.底質調査では,シルト・粘土分の水深方向分布からT.P. -50mまで砂が流出しにくいことが推測できた.底質調査と海底状況調査より,海底谷が岸側に迫っている測線ではT.P. -10mに礫が存在することが確認できた.この礫は,移動床の断面二次元水理模型実験より5年確率波程度の高波浪によってT.P. -10m程度まで移動すること,海浜流の数値解析より波向が礫の岸沖方向の移動に影響していることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： 海岸 ,  富山県 ,  *海底谷 ,  *土砂流送 ,  流送土砂 ,  現地調査 ,  水理模型試験 ,  シミュレーション ,  底質 ,  移動床
準シソーラス用語： 下新川海岸 ,  土砂動態 ,  数値シミュレーション

著者キーワード (6件)： Shimoniikawa coast ,  Nyuzen submarine canyon ,  offshore sediment transport ,  field survey ,  hydraulic model test ,  numerical simulation

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (8件)：

• 1) 宇多高明,中田定男,小俣篤:下新川海岸における深海への土砂流出実態,海岸工学論文集,第36巻,pp. 374-378,1989.
• 2) 林正男,佐藤愼司,田中茂信:海底谷を有する海岸における波浪・海浜流場の特性,海岸工学論文集,第42巻,pp. 436-440,1995.
• 3) 金澤裕勝,笹倉伸男,中山真二,福濱方哉,山本幸次,橋本新,辺見聡:黒部川河口の周辺海域における大規模な土砂崩落の実態,海岸工学論文集,第53巻,pp. 611-615,2006.
• 4) 諏訪義雄,山田浩次,宇多高明,古池鋼,三波俊郎,石川仁憲,横澤綾:下新川海岸荒俣地先における沖合への土砂損失機構,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 65,No. 1,pp. 631-635,2009.
• 5) 宇多高明:日本の海岸侵食,山海堂,pp. 169-177,1997.

タイトルに関連する用語 (5件)： 下新川海岸 ,  海底谷 ,  周辺 ,  土砂動態 ,  研究