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J-GLOBAL ID：201702283692721323   整理番号：17A1361534

藻類を活用した放射性物質の回収に関する基礎的な研究

著者 (4件)： 佐藤亜美 (福島成蹊学園 福島成蹊高) ,  深田遥奈 (福島成蹊学園 福島成蹊高) ,  菅野諒 (福島成蹊学園 福島成蹊高) ,  紺野波瑠 (福島成蹊学園 福島成蹊高)
資料名： 化学と生物
巻： 55  号： 10  ページ： 719-722  発行年： 2017年09月20日 
JST資料番号： G0527A  ISSN： 0453-073X  CODEN： KASEAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 藻類の放射性物質回収能力を利用する福島県における研究が紹介された。ミカヅキモ(Closterium),アオミドロ(Spirogyra),アミミドロ(Hydrodiction),シャジクモ(Chara)の藻類には金属イオンを吸収するとの研究報告を見い出し,筆者らは空間放射線量の比較的高い同地の池等から採取されたこれら藻類について放射性物質ストロンチウムの吸収・吸着能力を評価した。藻類を塩化ストロンチウム溶液で培養した後,電気伝導度測定,電子顕微鏡観察により評価した結果,何れもストロンチウムイオンの吸収が確認された。その後ミカヅキモを使用して実用化のための初期実験も行っている。現在も原子力発電所では大量の汚染水が発生しており,研究成果を処理のための選択肢の一つとしたいとした。

シソーラス用語： *藻類 ,  *放射性物質 ,  *回収 ,  能力 ,  基礎研究 ,  車軸藻類 ,  ホシミドロ科 ,  シャジクモ ,  緑藻類 ,  金属イオン ,  ストロンチウム ,  *吸収 ,  *吸着 ,  塩化ストロンチウム ,  培養 ,  計測 ,  電子顕微鏡観察 ,  ストロンチウム化合物 ,  実用化 ,  原子力発電所 ,  汚染水 ,  業績評価 ,  選択 ,  キャリア ,  三重水素 ,  漁業 ,  生態系 ,  学校教育
準シソーラス用語： ミカヅキモ ,  アオミドロ ,  アミミドロ ,  電気伝導度測定 ,  ストロンチウムイオン ,  研究成果 ,  選択肢 ,  担体 ,  トリチウム ,  高等教育

分類 (1件)： 植物での代謝と蓄積  (EK03030K)

引用文献 (3件)：

• 1) M. R. Krejci, B. Wasserman, L. Finney, I. Mcnulty, D. Legnini, S. Vogt & D. Joester: <i>J. Struct. Biol.</i>, <b>176</b>, 192 (2011).
• 2) S. Fukuda, K. Iwamoto, M. Atsumi, A. Yokoyama, T. Nakayama, K. Ishida, I. Inouye & Y. Shiraiwa: <i>J. Plant Res.</i>, <b>127</b>, 79 (2014).
• 3) 浅枝 隆,藤野 毅:埼玉大学工学部紀要,39,152(2006).

タイトルに関連する用語 (5件)： 藻類 ,  活用 ,  放射性物質 ,  基礎 ,  研究