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J-GLOBAL ID:201702283804428231   整理番号:17A0498386

種々の芳香族側鎖を持つ自己集合性ペプチドを用いる生理pH水溶液中での単糖類の鋭敏かつ選択的なレシオメトリック蛍光検出

Sensitive and selective ratiometric fluorescent detection of monosaccharides in aqueous solutions at physiological pH using self-assembled peptides with different aromatic side chains
著者 (3件):
資料名:
巻: 41  号:ページ: 2593-2603  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0785A  ISSN: 1144-0546  CODEN: NJCHE5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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特異的刺激による自己集合性ペプチドの超分子ナノ構造の分解制御に関して,水溶液中における検体の蛍光検出についての研究は集中的には行われていない。本研究では,レシオメトリック検出用単糖類による自己集合性ペプチドの集合及び分解制御について調べた。フェニルボロン酸及ピレン蛍光体を持つ種々の芳香族側鎖を連結した一連の親水性ジペプチド(1~4)を合成した。ジペプチド(1~3)は水溶液中で自発的に自己集合してナノ粒子を形成し,顕著なピレンエキシマー発光を示したが,ジペプチド(4)は集合せず,エキシマー発光は微弱だった。糖類の添加により1~3の自己集合体が分解し,エキシマー発光の低下およびモノマー発光の増加が観察された。すべてのペプチド(1~4)が,単糖類のうちフルクトースに対して高選択性を示し,ジペプチド3はレシオメトリック応答を示すペプチドのうちフルクトースに対して最低の検出限界を示した。疎水性ピナンジオールを添加すると1~3の自己集合体が安定化し,エキシマー発光の増加およびモノマー発光の低下がみられた。たとえ4が水溶液中で自己集合しなくとも,ピナンジオールを添加するとナノ粒子の集合が誘発され,エキシマー発光の顕著な増加及びモノマー発光の低下がみらされた。これらの結果から,自己集合性ペプチドの集合及び分解は糖との共有結合により制御することが可能であり,生理的pH水溶液中での単糖類の鋭敏なレシオメトリック検出に適していることが分った。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
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分析機器  ,  単糖類  ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子) 
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