抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スケールアップの化学工学とプロセスにおける律速を次の項目に分類して紹介する。1)反応・拡散過程の律速,2)粒子分散系の乾燥特性と乾燥過程の律速,3)溶液から乾燥粒子を製造する噴霧乾燥と乾燥欠陥,4)析出過程の律速と構造形成,5)析出体の凝集形態。製造プロセスの速度過程は,反応速度,拡散速度,移動速度,乾燥速度,晶析速度,溶解速度など,様様な速度過程から構成されている。そして,速度過程は並列過程と逐次過程に分けられる。逐次過程は直列結合であり,最も遅い速度過程がプロセス速度を決め,これを律速という。スケールアップにおいては,実験室プロセスにおける律速過程を見直し,新たな律速過程を予測する必要がある。