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J-GLOBAL ID：201702284001777614   整理番号：17A0685948

無線LANへHARQを適用するための物理層受信方式の検討

Receiving System enabling Hybrid ARQ in Physical-layer of WLAN

著者 (4件)： 関谷亮太 (東芝 研究開発セ) ,  谷口健太郎 (東芝 研究開発セ) ,  鍋谷寿久 (東芝 研究開発セ) ,  青木亜秀 (東芝 研究開発セ)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 68(CQ2017 14-28)  ページ： 59-64  発行年： 2017年05月22日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無線通信において,誤りのあるパケット(初送)を受信した際,受信側はそのパケットを保持し,再送されたパケットと合成することで再送時の誤り訂正能力を向上させる技術をHybrid Automatic Repeat reQuest(HARQ)という。HARQはセルラでは規格化,実用化されているが無線LANでは規格化されていない。この理由の1つとして,無線LANでは,初送/再送間で送信データをスクランブルするためのスクランブル初期値が変化することで,初送/再送パケットが全く異なるビット系列になり,HARQによる誤り訂正能力の向上効果が得られない,という問題がある。そこで,本稿では無線LANへのHARQ適用性検討として,初送と再送パケット間のスクランブル初期値の違いによるビット系列の差異を補正し,HARQを実現する無線LAN受信機構成を提案する。また,提案受信機構成において,畳み込み符号化時のHARQあり/なしの場合の誤り率特性を計算機シミュレーションにより評価し,無線LANでHARQを実現することによる再送時の誤り訂正能力向上効果を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *無線LAN ,  *通信制御 ,  層 ,  通信系モデル ,  *受信方式 ,  スクランブラ ,  再送訂正 ,  誤り訂正能力 ,  無線伝送 ,  誤り訂正
準シソーラス用語： *HARQ ,  物理層 ,  前方誤り訂正

分類 (1件)： 無線通信一般  (ND08010L)

引用文献 (5件)：

• E. Perahia, R. Stacey, Next Generation Wireless LANs: 802.11n and 802.11ac : Second Edtion, Cambridge University Press, 2013.
• A.J. Viterbi, ”Error bounds for convolutional codes and an asymptotically optimum decoding algorithm,” IEEE Trans. Inform. Theory, vol.IT-13, no.2, pp.260-269, April. 1967.
• 3GPP TSG RAN, ”High Speed Downlink Packet Access: Physical Layer Aspects,” TSG-RI, Technical Report, TR 25.858.
• D. Chase, ”Code Combining A Maximum-Likelihood Decoding Approach for Combining an Arbitrary Number of Noisy Packets,” no. 5, pp. 385-393, May 1985.
• Stephens, A., Bjerke, B., Jechoux, B.et al. (2004). Usage Models, IEEE 802.11-03/902r23.

タイトルに関連する用語 (4件)： 無線LAN ,  HARQ ,  物理層 ,  受信方式