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J-GLOBAL ID：201702284155277963   整理番号：17A0186144

環境・エネルギーに関わるセラミックスの界面設計 ナノ複合構造中の界面を機能面で活用した光触媒・触媒の設計

著者 (2件)： 犬丸啓 (Hiroshima Univ.) ,  片桐清文 (Hiroshima Univ.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 52  号： 2  ページ： 58-61  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ナノ複合材料の界面を通して種々のものをやり取りすることにより,新たな機能の発現が可能である。本稿では,特徴のある複合材料の合成および発現する機能に関して,筆者らの研究を紹介した。いずれも環境やグリーンケミストリーに関わる機能である。1)メソポーラスシリカで包んだ酸化物粒子の構造と機能:分子選択的光触媒,TiO₂粒子-メソポーラスシリカ複合体の構造,フェノール分解速度,機械混合,2)貴金属微粒子集合体をメソポーラスシリカで被覆した複合構造を持つ触媒:メソポーラスシリカ被覆-Pd微粒子集合体,3)静電相互作用で接触させたTiO₂微粒子-WO₃結晶複合構造による高活性光触媒作用:気相アセトンの光触媒分解反応。

シソーラス用語： セラミック ,  複合材料 ,  ナノ複合材料 ,  機能性セラミック ,  *光触媒 ,  *触媒活性 ,  光触媒反応 ,  接触分解 ,  *酸化チタン ,  二酸化ケイ素 ,  細孔構造 ,  選択性 ,  ナノ粒子 ,  静電相互作用 ,  酸化タングステン ,  微細構造 ,  フェノール類 ,  脂肪族ケトン
準シソーラス用語： *セラミック基複合材料 ,  光触媒活性 ,  光触媒分解 ,  二酸化チタン ,  *メソポーラスシリカ ,  貴金属ナノ粒子 ,  パラジウムナノ粒子 ,  三酸化タングステン ,  分解速度

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  光化学一般  (CB08010U)

物質索引 (2件)： フェノール ,  アセトン

引用文献 (14件)：

• K. Inumaru, J. Ceram. Soc. Japan, 124, 1110-1115 (2016).
• (a)T. Yanagisawa, T. Shimizu, K. Kuroda and C. Kato, Bull. Chem. Soc. Jpn., 63, 988 (1990); (b)S. Inagaki, A. Koiwai, N. Suzuki, Y. Fukushima and K. Kuroda, Bull. Chem. Soc. Jpn., 69, 1449 (1996).
• T. Kresge, M. E. Leonowicz, W. J. Roth, J. T. Vartuli and J. S. Beck, Nature, 359, 710 (1992).
• C. Jiang, K. Hara and A. Fukuoka, Angew. Chem. Int. Ed., 52, 6265 (2013).
• K. Inumaru, M. Murashima, T. Kasahara and S. Yamanaka, Appl. Catal. B-Environ., 52, 275-280 (2004).

タイトルに関連する用語 (9件)： 環境 ,  エネルギー ,  セラミックス ,  界面 ,  設計 ,  複合構造 ,  活用 ,  光触媒 ,  触媒