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J-GLOBAL ID：201702284345917107   整理番号：17A0897992

吸光光度計を利用した餌料用微細藻培養密度の簡易推定法

Simple method for density measurement of cultured algae applying an absorption spectrometer

著者 (3件)： 川崎琢真 (北海道総合研究機構 栽培水試) ,  清水洋平 (北海道総合研究機構 栽培水試) ,  多田匡秀 (北海道総合研究機構 栽培水試)
資料名： 水産技術  (Journal of Fisheries Technology)
巻： 9  号： 1  ページ： 27-31  発行年： 2017年03月03日 
JST資料番号： L8256A  ISSN： 1883-2253  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水産分野において,微細藻類は魚介類の初期餌料や飼育水添加剤として利用されている。給餌のための微細藻類の密度の決定は,血球計算盤などを用いた方法では多くの時間を要する。そこで本研究では,6種類の微細藻類を対象に簡易吸光度計を用いた細胞密度推定法の開発を試みた。微細藻類培養液の吸光特性を調べた結果,430-470nmおよび680nm付近に明瞭なピークが見られた。培養液中の微細藻類の密度と470nmの吸光度の関係を調べた結果,両者には明確な正の相関が見られた。血球計算盤と吸光度計で得られる培養液中の細胞密度を比較した結果,6種のうち4種では2つの方法の間に差は見られず,吸光度計を用いた細胞密度推定が可能であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *藻類 ,  *培養 ,  分光光度計 ,  迅速分析 ,  細胞密度 ,  吸光度 ,  吸光分光分析
準シソーラス用語： *微細藻類 ,  *餌料 ,  吸光光度計 ,  簡易測定法 ,  *初期餌料 ,  吸光光度法

分類 (2件)： プランクトン  (FH02050R) ,  餌料  (FH04040U)

引用文献 (14件)：

• Hasle G R (1978) Using the inverted microscope. in Phytoplankton manual, ed. by A. sourinia, Monographs on Oceanographic Methodology, Vol.6, UNESCO, Paris, 88, 191-196.
• 原口浩一・谷口 旭(2003)脱りんスラグおよび都市排水同時添加が植物プランクトン群集の増殖と種組成に及ぼす効果.鉄と鋼,89(4),50-57.
• 石川 卓・磯和 潔(2012)白色発光ダイオード(LED)を用いた餌料用微細藻類の培養.水産技術,4(2),51-55.
• 加藤元一・岡内正典・中神秀一(2004)珪藻類キートセロス属2種の濃縮技術の開発と濃縮細胞の再生.水産増殖,52(3),231-237.
• 中島幹二・奥村裕弥(2000)人工光利用による餌料用微小藻類Pavlova lutheriの培養器大型化に関する考察.照明学会誌,84(8A),502-506.

タイトルに関連する用語 (7件)： 吸光光度計 ,  餌料 ,  微細藻 ,  培養 ,  密度 ,  簡易 ,  推定法