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J-GLOBAL ID:201702284695675547   整理番号:17A1163941

コイCyprinus carpioにおける環境DNA研究のための高感度遺伝的マーカーとしての核の内部転写スペーサー1【Powered by NICT】

Nuclear internal transcribed spacer-1 as a sensitive genetic marker for environmental DNA studies in common carp Cyprinus carpio
著者 (10件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 324-333  発行年: 2017年 
JST資料番号: W2685A  ISSN: 1755-098X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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最近開発された環境DNA(eDNA)解析は,遺伝的マーカーとしてのミトコンドリアDNA(mtDNA)を用いて水生脊椎動物の分布を推定した。しかし,mtDNAマーカーは種々のコピー数と母性遺伝のようなある種の欠点を持っている。本研究では,コイ(Cyprinus carpio)を用いてe DNA解析のためのより信頼性のある遺伝的マーカーとしての核DNA(ncDNA)を使用することの可能性を検討した。種々のコイ組織におけるmtDNAのチトクロームB(CytB)遺伝子領域とncDNAのリボソームDNAの内部転写スペーサー1(ITS1)領域のコピー数を測定し,eDNA試料におけるこれらのマーカーの検出能を比較した。脳及びえら組織および腸内容物から抽出したDNAでは,CytBは細胞当り95.1±10.7(平均値±1標準偏差),29.7±1.59および24.0±4.33コピーで検出され,それぞれ,ITS1は細胞当たり1760±343;2880±503および1910±352コピーで検出された。メソコスム,湖沼水からのeDNA試料では,ITS1のコピー数は,CytBのそれらより約160%,300%および150倍であった。定量に必要な池の水の最小体積はITS1とCytBの33と100mLであった。これらの結果は,ITS1はC.carpioのeDNA研究のためのより高感度な遺伝的マーカーであることを示唆した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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魚類  ,  動物に対する影響 

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