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J-GLOBAL ID：201702285205839563   整理番号：17A0933168

月次データを用いた需給関数の推定による素材市場短期変動の分析(論文)

Analysis of Short-term Fluctuation in the Log Market by Estimating Demand and Supply Functions with Monthly Data (Academic Article)

著者 (1件)： 藤掛一郎 (宮崎大学)
資料名： 林業経済  (Forest Economy, Monthly)
巻： 69  号： 8  ページ： 14-28(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： Z0686A  ISSN： 0388-8614  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我が国素材市場の短期変動を解明する目的で,宮崎県におけるスギ製材用素材市場を対象に2005年から2013年の108か月の月次データを用いて素材需給関数を推定した。その結果,価格弾力性は需要が0.301,供給が0.566といずれも非弾力的と推定され,価格変動が大きくなる要因と考えられた。需給曲線のシフトについては,両者のシフトは季節的に似通ったパターンを持ち,強い相関(相関係数0.697)のあることが明らかになった。 需給双方が同様の季節パターンを持つことで,結果的に市況の安定が図られている部分があると考えられた。ただし,需要曲線のシフトの方がやや大きく,またその分市況変動への影響が大きいことも見出された。(著者抄録)

シソーラス用語： 変動 ,  環境 ,  材料 ,  宮崎県 ,  スギ ,  製材 ,  経時変化 ,  *需要動向 ,  季節的変動 ,  関数 ,  シミュレーションモデル ,  経済モデル ,  *林業 ,  *農業経済
準シソーラス用語： 価格弾力性 ,  価格変動 ,  供給関数 ,  市場環境 ,  需給関数 ,  素材

著者キーワード (5件)： 製材用素材市場 ,  需給モデル ,  月次データ ,  価格弾力性 ,  季節パターン

分類 (2件)： 森林経営・経理  (FF01030I) ,  製材・加工  (FF05032S)

引用文献 (16件)：

• Andrews, D. W. K. (1991) Heteroskedasticity and autocorrelation consistent covariance matrix estimation. Econometrica, 59: 817-858.
• 遠藤日雄(2013)丸太価格の暴落はなぜ起こるか-原因とメカニズム、その対策-.全国林業改良普及協会,137頁.
• 藤掛一郎(2010)国産針葉樹製材用素材市場と林業労働力市場の同時方程式体系の構築.林業経済研究,56(1):40-48.
• 森 義昭(1970)木材の価格変動分析.日本林学会誌,52(8):227-237.
• 森 義昭(1971)わが国木材市場の計量経済分析-とくに外材輸入を中心として-.林業経済,24(4):1-11.

タイトルに関連する用語 (8件)： 需給 ,  関数 ,  推定 ,  素材 ,  市場 ,  短期 ,  分析 ,  論文