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J-GLOBAL ID:201702285904690293   整理番号:17A1297064

界面合成法で作成した高耐アルカリ性フェロシアン化ニッケルの生成,分解およびセシウム吸着機構

Formation, Decomposition and Cesium Adsorption Mechanisms of Highly Alkali-tolerant Nickel Ferrocyanide Prepared by Interfacial Synthesis
著者 (5件):
資料名:
巻:号:ページ: 215-225  発行年: 2017年09月29日 
JST資料番号: F1580A  ISSN: 2187-8382  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アルカリ源である水酸化カルシウムとセシウム吸着の妨害元素であるカリウムイオンを多量に含むごみ焼却飛灰からの放射性セシウム漏出を防ぐための吸着剤として,高耐アルカリ性を有するフェロシアン化ニッケルを界面合成法で作成した。ニッケルイオンとフェロシアン化イオンの濃厚溶液を撹拌せずに接触させることにより,両液の界面でゆっくり結晶成長させて得られたフェロシアン化ニッケルは,粒径が大きくて表面エネルギーが低いため耐アルカリ性が高く,セシウムイオン濃度の1万倍以上のカリウムイオン存在下でもセシウムイオンを選択的に吸着できた。界面合成法で作成したフェロシアン化ニッケルは飛灰のセメント固化体からの放射性セシウムの漏出を長期間防止するのに十分な性能を持っていた。界面合成フェロシアン化ニッケルの生成,分解,およびセシウム吸着機構を明らかにした。界面合成フェロシアン化ニッケルのセシウム吸着特性を他の吸着剤の特性と比べることにより,多量のカリウムイオン存在下でもセシウムイオンを優先的に吸着できる吸着剤には,1)吸着サイトのサイズが小さく,吸着イオンの脱水和に十分な静電エネルギーを供給できること,2)セシウムイオンだけでなく,カリウムイオンも脱水和して吸着されていること,3)吸着サイトの骨格構造が柔軟で,吸着イオンが侵入する際にサイト入り口を広げることが可能であること,という条件が必要なことが分かった。(著者抄録)
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分類 (4件):
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原子炉安全一般  ,  環境の汚染及び防止  ,  施設及び取扱い  ,  放射性廃棄物 
引用文献 (33件):

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