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J-GLOBAL ID:201702285978169030   整理番号:17A1961814

母親および幼児の甲状腺ホルモンによるPCDD/FsとPCBへの出生前曝露との関連性:環境と子どもの健康に関する北海道研究【Powered by NICT】

Association of prenatal exposure to PCDD/Fs and PCBs with maternal and infant thyroid hormones: The Hokkaido Study on Environment and Children’s Health
著者 (13件):
資料名:
巻: 615  ページ: 1239-1246  発行年: 2018年 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ポリクロロジベンゾ-p-ジオキシン(PCDDs),ジベンゾフラン(PCDFs)およびビフェニル(PCBs)は普遍的に検出される難分解性有機汚染物質である。PCDDs,PCDFsとPCBsのいくつかの同族体はダイオキシン様毒性を持っていたが,ダイオキシン類PCBsは異なる毒性を持つと考えられる。PCDDs,PCDFsまたはPCBへの出生前曝露と妊娠女性と乳児の甲状腺ホメオスタシスの報告は一致していない。本研究の目的は,前向きコホートにおける母体と新生児の甲状腺ホルモン(TH)レベルに対する母体血清PCDD/FまたはPCBレベルの影響を調べることであった。前向きコホートにおける514名の被験者のうち,386名の母親と乳幼児410例を解析に含めた。妊娠23~41週の間に採取した母体血中十五ダイオキシンと七十PCBsを高分解能ガスクロマトグラフィーと高分解能質量分析を用いて測定した。甲状腺刺激ホルモン(TSH)および遊離チロキシン(FT4)レベル測定のための血液試料は妊娠初期段階(中央値十週)で母親からの,および年齢の四日と七日の間の乳児からそれぞれ得られた。多重線形回帰分析を行った。全PCBs,PCB-153の濃度中央値は104,700及び20,500pg/g脂質であった。平均全ダイオキシン-TEQは13.8pg/g脂質。全ダイオキシン-TEQ,コプラナーPCBsは正に新生児FT4(ベータ=0.224,0.206)と関連していた。関連性は少年期で強かった(ベータ=0.299,0.282)であった。いくつかのPCDD/FとPCB異性体も新生児FT4と正に相関した。全PCBsまたは非ダイオキシン類PCBsは母体または新生児THと関連しなかった。DLCや同族体は新生児T SHと関連していた。非オルトPCBsは,母親のFT4と正に相関した。三種のPCB同族体は,母親のTHと有意な正の相関(s)を持っていた。結論として,本研究の結果は,バックグラウンドレベルDLCへの周産期曝露は新生児FT4,特に少年で増加することを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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その他の汚染原因物質 

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