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J-GLOBAL ID：201702286122150515   整理番号：17A0869554

GPUを用いた大規模ネットワーク交通流シミュレーションにおける経路探索計算の高速化

著者 (3件)： 高橋浩司 (アイ・トランスポート・ラボ) ,  花房比佐友 (アイ・トランスポート・ラボ) ,  堀口良太 (アイ・トランスポート・ラボ)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 71(MoNA2017 1-7)  ページ： 33-38  発行年： 2017年05月25日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 道路網整備や混雑課金,流入制御といった,渋滞緩和を目的とした動的な道路運用施策の評価では,大規模ネットワークに適用可能な交通流シミュレーションモデルの活用に期待が集まっている。一般に,道路ネットワークを対象とした交通流シミュレーションでは,出発時及び走行中の車両に対して,所定のタイミングで経路選択モデルを適用し,個々の車両に交通状況に応じた目的地までの経路を動的に選択させている。しかしながら,大規模ネットワークでは経路選択モデルにおける最小費用経路探索計算が処理時間の多くを占めるようになり,施策評価の効率化の妨げになる。本研究では,GPUに搭載される数百~数千の演算コアによる処理能力を,CPUの代わりとして汎用計算に活用するGPGPU技術をラベル修正法による経路探索計算に適用し,処理時間の高速化を行った。論文では,GPUの各演算コアを経路探索計算に割り当てて処理を並列化する方法を示し,CPUによる経路探索計算との処理時間を比較した。(著者抄録)

シソーラス用語： 大規模 ,  *道路網 ,  *計算機シミュレーション ,  最適化 ,  *経路探索 ,  *専用プロセッサ ,  並列処理 ,  CPU時間 ,  *交通流シミュレーション ,  コスト最小化 ,  GPGPU ,  *計算機利用 ,  *利用 ,  改変
準シソーラス用語： 道路ネットワーク

分類 (1件)： 交通調査  (TB01031B)

引用文献 (14件)：

• 宗像恵子,田村勇二,割田博,白石智良.首都高速道路におけるリアルタイム予測シミュレーションの開発.第29回交通工学研究発表会講演論文集,2009.11.
• 三谷卓摩,原祐輔,桑原雅夫,EV交通シミュレーションを用いたエネルギー・モビリティマネジメントシステムの開発.第12回ITSシンポジウム.2014.12.
• 天目健二.ナビゲーションシステムと経路探索 特集 次世代道路交通システム-ITS.オペレーションズ・リサーチ,2000,7.
• 安井雄一郎,高宮安仁,藤澤克樹.大規模経路探索問題に対する高速処理システム-メモリ階層構造の考慮とクラスタ&クラウド技術による高速化-.数理解析研究所講究録.第1676巻.2010.
• NVMIA CUDA. http://www.nvidia.com/object/cuda_home_new.html

タイトルに関連する用語 (6件)： GPU ,  大規模ネットワーク ,  交通流シミュレーション ,  経路探索 ,  計算 ,  高速化