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J-GLOBAL ID：201702286127176597   整理番号：17A1921357

一般化線形モデルによる屋外暴露したパーティクルボードの曲げ強さの解析

Analysis of the Modulus of Rupture of Particleboard Subjected to Outdoor Exposure Using a Generalized Linear Mode

著者 (4件)： 高麗秀昭 (国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所) ,  渡辺憲 (国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所) ,  中尾勝洋 (国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所) ,  林知行 (秋田県立大学木材高度加工研究所)
資料名： 木材学会誌  (Journal of the Japan Wood Research Society)
巻： 63  号： 6  ページ： 277-281(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0852A  ISSN： 0021-4795  CODEN： MKZGA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屋外暴露したパーティクルボードの曲げ強さ(MOR,modulus of rupture)の低下と暴露時間の関係を単回帰分析および一般化線形モデル(GLM,generalized linear model)を用いて解析した。単回帰分析では,その線形性,そして,誤差が等分散正規分布に従うという仮定のため暴露時間が長くなるとMORの予測平均値およびその95%予測区間の下限値が負の値になることが示唆された。それに対して,GLMではMORの予測平均値は暴露時間が長くなると指数的に減少し,0に漸近した。また,暴露時間が長くなっても95%予測区間の下限値が負の値を示さなかった。GLMにより暴露時間とMORの低下の関係が適切に解析され,暴露時間がMORの低下へ与える影響を明らかにできた。(著者抄録)

シソーラス用語： *パーティクルボード ,  *曲げ強さ ,  *曝露 ,  *分析 ,  *数学モデル
準シソーラス用語： *屋外曝露 ,  *影響解析 ,  *線形モデル

著者キーワード (5件)： outdoor exposure ,  particleboard ,  generalized linear model ,  simple regression analysis ,  95% prediction interval

分類 (1件)： 改良木材  (FF05033J)

引用文献 (16件)：

• 1) Korai, H., Watanabe, K., Nakao, K., Matsui, T., Hayashi, T.: Mapping of strength reduction of particleboard subjected to various climatic conditions using a climate deterioration index. Eur. J. Wood Prod. 73 (6) , 807-817 (2015).
• 2) Korai, H., Adachi, K., Saotome, H.,: Deterioration of wood-based boards subjected to outdoor exposure in Tsukuba. J. Wood Sci. 59 (1) , 24-34 (2013).
• 3) Crawley, M.J.: Statics: An introduction using R, 野間口謙太郎, 菊池泰樹 訳:統計学:Rを用いた入門書, 共立出版, 東京, 2012, p.121.
• 4) 粕谷英一:Rで学ぶデータサイエンス10一般化線形モデル, 金 明哲 編, 共立出版, 東京, 2012, p.1.
• 5) 例えば, Matsui, T., Nakaya, T., Yagihashi, T., Taoda, H., Tanaka, N.: Comparing the accuracy of predictive distribution models for Fagus crenata forests in Japan. Jpn. J. For. Environment. 46(2) , 93-102 (2004).

タイトルに関連する用語 (5件)： 一般化線形モデル ,  屋外暴露 ,  パーティクルボード ,  曲げ強さ ,  解析