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J-GLOBAL ID:201702286498006873   整理番号:17A0718584

キュウリ黄化えそ病抵抗性を有する‘きゅうり中間母本農7号’の育成経過とその特性

Development of Cucumber (Cucumis sativs L.) Parental Line ‘Kyuri Chukanbohon Nou 7 Go’ with Resistance to Melon Yellow Spot Virus
著者 (7件):
資料名:
号: 15  ページ: 1-10  発行年: 2016年03月25日 
JST資料番号: F0562E  ISSN: 1346-6984  CODEN: YCKKBL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1)‘きゅうり中間母本農7号’は,黄化えそ病抵抗性を有するキュウリ系統27028930と固定品種‘ときわ’を交雑したF5世代にF1品種‘アンコール10’を交雑し,抵抗性検定による選抜と自殖を繰り返すことにより,黄化えそ病抵抗性および主要形質を固定させた中間母本である。2)‘きゅうり中間母本農7号’は,罹病性品種に比べて病徴は弱いが,MYSVに全身感染するため黄化えそ病に対して中程度の抵抗性を有する。さらに,キュウリ系統27028930より強い抵抗性を示す。3)‘きゅうり中間母本農7号’と罹病性‘きゅうり中間母本農4号’を交雑したF1の発病評点は,両親のほぼ中間の値を示す。また,そのF2集団における発病評点は幅広い分布を示すことから,黄化えそ病抵抗性には複数の遺伝子が関与し,抵抗性は不完全優性に遺伝すると推定される。第3連鎖群の3マーカーは,キュウリのMYSV抵抗性育種における選抜マーカーとして利用できる。4)幼苗期にMYSVに感染すると,罹病性品種は5~7割程度の減収になるのに対して,‘きゅうり中間母本農7号’は1~2割程度の減収に抑えられる。また,‘きゅうり中間母本農7号’の果実には,MYSVの感染に起因するモザイクなどの症状は見られない。5)主枝の長さは短く,側枝の発生率は高い。性表現は混性型で,単為結果性を有する。果皮は濃緑色で,果実基部に首があり肩こけが認められる。6)黄化えそ病抵抗性は不完全優性に遺伝するため,‘きゅうり中間母本農7号’と同程度の抵抗性を持つF1品種を育成するためには,両親への抵抗性付与が必要である。(著者抄録)
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分類 (4件):
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作物の品種改良  ,  野菜  ,  ウイルスによる植物病害  ,  栽培的防除 
引用文献 (13件):
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