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J-GLOBAL ID：201702286520327689   整理番号：17A0918242

河床材としてのゼオライト含有ポーラスコンクリートのアンモニア除去および生物学的硝化特性

著者 (6件)： 山田登志夫 (株式会社総合開発 開発営業部 水環境室) ,  西村文武 (京都大学大学院 都市環境工学専攻) ,  田中基博 (株式会社総合開発 開発営業部 水環境室) ,  葛西博文 (株式会社総合開発 開発営業部 水環境室) ,  松枝直人 (愛媛大学農学部) ,  逸見彰男 (愛媛大学農学部)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 72  号： 7  ページ： III_29-III_36(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 河川や水路での自浄作用促進のために,ポーラスコンクリートの活用がなされてきている.さらに,水質改善能力を増加させるため,陽イオン交換・吸着機能を持つゼオライトなどの物質をポーラスコンクリートに含有させる方法が開発されている.しかし,含有したゼオライトによる効果のメカニズムについて,詳細には分かっていない.本研究では,硝化反応に着目し,微生物付着量や反応速度について,ポーラスコンクリートの空隙およびゼオライトの含有率やゼオライト種(担持陽イオン種)による影響を明らかにすることを目的とした.コンクリートをポーラス状にすることで,比表面積が増大し生物付着量が増加し,結果としてアンモニア除去速度を2倍近く上げうることが示された.またゼオライトによるアンモニア吸着効果も生物処理効果と同程度に有効となることもわかった.ゼオライト種(担持陽イオン種)により硝化促進効果も変化するものの,硝化細菌群数からその現象を説明をすることは出来なかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *河床物質 ,  *気泡コンクリート ,  ゼオライト ,  自浄作用 ,  陽イオン交換 ,  吸着 ,  *硝化 ,  脱窒素 ,  アンモニア態窒素 ,  硝酸化成菌 ,  *水質保全
準シソーラス用語： アンモニア除去

著者キーワード (5件)： porous concrete ,  artificial zeolite ,  cation-exchange ,  nitrification rate ,  nitrifying microorganisms

分類 (2件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  河川汚濁  (SB02020F)

引用文献 (26件)：

• 1) 国土交通省 報道発表資料 : 都道府県別汚水処理人口普及状況, http://www.mlit.go.jp/common/001103056.pdf (2016-08-20閲覧)
• 2) 社)日本コンクリート工学協会 : 環境対応型コンクリートの環境影響評価手法の構築研究委員会報告書, 日本コンクリート工学会, 199p, 2007.
• 3) 社)日本コンクリート工学協会 : ポーラスコンクリートの設計・施工法の確立に関する研究委員会 委員会報告書, 2003.
• 4) 明田定満, 谷野賢二, 中内勲, 高橋義昭, 小野寺利治 : 表面処理の相違によるポーラスコンクリート面への海藻着生状況について, 海岸工学論文集, 第43巻, pp. 1246-1250, 1996.
• 5) 村上仁士, 伊藤禎彦, 水口裕之, 上月康則, 北岡茂樹, 豊田裕作 : 海岸構造物材料としての多孔質コンクリートにおける付着生物の発達, 海岸工学論文集, 第43巻, pp. 1251-1255, 1996.

タイトルに関連する用語 (5件)： 河床 ,  ゼオライト ,  ポーラスコンクリート ,  アンモニア除去 ,  生物学的硝化