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J-GLOBAL ID:201702286556141839   整理番号:17A1307435

Escherichia coliにおいて新規に特定されたチオ硫酸同化経路を増強することによって改善された発酵性L-システイン過剰生産

Improved fermentative L-cysteine overproduction by enhancing a newly identified thiosulfate assimilation pathway in Escherichia coli
著者 (10件):
資料名:
巻: 101  号: 18  ページ: 6879-6889  発行年: 2017年09月 
JST資料番号: H0764A  ISSN: 0175-7598  CODEN: EJABDD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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チオ硫酸同化においてO-アセチル-L-セリンスルフヒドリラーゼB(CysM)非依存的経路が存在するかどうかを明らかにするために,CysMを欠損したEscherichia coli(ΔcysM)を用いた解析を行った。ΔcysM株はチオ硫酸を単一硫黄源とした培地上で増殖できたが,その増殖速度は同条件の野生株と比較して低下していた。このときΔcysM株がL-システインを蓄積できることが確認されたことから,CysM非依存的チオ硫酸同化経路が存在することが分かった。チオ硫酸を単一硫黄源として培養したΔcysM株は,野生株と同程度に亜硫酸および硫化物を蓄積していた。このことからCysM非依存的チオ硫酸同化経路にはチオ硫酸から亜硫酸への変換,および既知の硫化物蓄積経路が含まれることが分かった。KEGGデータベースの検索ベースの関連遺伝子の探索によって特定したチオ硫酸硫黄トランスフェラーゼ(GlpE)の過剰発現は,ΔcysM株において観察される増殖速度の低下をレスキューできた。グルコースあるいはグリセロール含有培地において,GlpEを過剰発現したE.coliを培養すると,L-システイン生産量がそれぞれ約1.7倍および約1.5倍増加した。E.coliにおいてCysM非依存的チオ硫酸同化経路が存在し,その経路に含まれるGlpEを過剰発現することで発酵性L-システイン生産を向上できると結論付けた。
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分類 (2件):
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代謝と栄養  ,  微生物代謝産物の生産 
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