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J-GLOBAL ID：201702286584736868   整理番号：17A0462140

中赤外ポンププローブレーザ分光法を用いることによる固体パラH₂中のCH₃F-(オルトH₂)_nのクラスタモデルの実験的検証

Experimental verification of the cluster model of CH₃F-(ortho-H₂)_n in solid para-H₂ by using mid-infrared pump-probe laser spectroscopy

著者 (3件)： Miyamoto Yuki (Research Institute for Interdisciplinary Science, Okayama University, Tsushima-naka 3-1-1, Kita-ku, Okayama 700-8530, Japan) ,  Mizoguchi Asao (Department of Physics, Tokyo Institute of Technology, Ohokayama 2-12-1, Tokyo 152-8551, Japan) ,  Kanamori Hideto (Department of Physics, Tokyo Institute of Technology, Ohokayama 2-12-1, Tokyo 152-8551, Japan)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 146  号： 11  ページ： 114302-114302-5  発行年： 2017年03月21日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： C-H伸縮モード(ν₁及び2ν₅バンド)に対しポンプ及びプローブレーザ分光法を用いて,固体パラH₂中でのCH₃F-(オルトH₂)_n[n=0及び1]クラスタのC-F伸縮モード(ν₃バンド)における退色過程を測定した。劣化スペクトルプロファイルの解析から,各クラスタの遷移周波数及び線幅を直接決定した。結果は,FTIR分光法により観測した広がったν₁/2ν₅スペクトルのデコンボリューション解析から以前に導いた値と一致した。ν₁及び2ν₅バンドの測定により,n=0と1成分の間の相補的増減もまた検証した。そしてそれは,CH₃F-(オルトH₂)_nクラスタ間の閉じた系を示唆した。これらの観測は,CH₃F-(オルトH₂)_nクラスタモデルの実験的検証を与えた。他方,C-H伸縮モードをポンピングすることによる退色過程を観測する試みは成功しなかった。この結果は,固体パラH₂中でのCH₃F-(オルトH₂)_nにおける振動緩和過程の動力学を理解するために重要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *振動緩和 ,  *伸縮振動【分子】 ,  C-H結合 ,  FTIR分光法 ,  レーザ分光法 ,  ポンププローブ法 ,  オルトパラ水素 ,  スペクトル線幅 ,  フロン ,  退色 ,  分子化合物 ,  クラスタ
準シソーラス用語： C-F結合 ,  レーザ吸収分光法

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  錯体の赤外・Ramanスペクトル(分子)  (BH06034J)

タイトルに関連する用語 (7件)： プローブ ,  レーザ分光法 ,  固体 ,  H2 ,  クラスタモデル ,  実験 ,  検証