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J-GLOBAL ID:201702287001850353   整理番号:17A0896261

高蛋白質および高総抗酸化能を併せ持つ食事は日本人高齢女性のフレイル低罹患率と高く相関する:多施設断面調査

Diet with a combination of high protein and high total antioxidant capacity is strongly associated with low prevalence of frailty among old Japanese women: a multicenter cross-sectional study
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巻: 16  号: May  ページ: 16:29 (WEB ONLY)  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: U7032A  ISSN: 1475-2891  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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蛋白質と抗酸化剤の摂取はそれぞれフレイルと負に相関する。しかし,著者らの知る限りではこれらの関連性について,抗酸化剤または蛋白質摂取量をそれぞれの交絡因子として検討した研究はこれまでなかった。また,食事蛋白質と抗酸化剤の協力作用がフレイルに与える影響についても検討されていない。そこで本研究では高蛋白質および高食事抗酸化能(TAC)とフレイルとの相関を食事TACまたは蛋白質摂取量をそれぞれ補正して検討した。高食事蛋白質および高食事TACとフレイルとの関係についても検討した。栄養学専攻の学生の祖母または知人2108人(65歳以上)を対象に断面多施設研究を85の栄養学部で行った。蛋白質摂取量と食事TACを含む食事変数を有効な簡易自己申告食事歴質問票で調べた。緩慢性と虚弱性(2点),消耗,低身体活動量,故意ではない体重減少の4因子のスコアが3点以上の場合,フレイルと判断した。被験者の平均(四分位範囲)年齢は74歳(71~78歳)であった。三分位最小群と比較した最大群のフレイルに対する多変量補正ORs(95% CIs)は,食事TACまたは総蛋白質摂取量でそれぞれ補正した場合,総蛋白質摂取量では0.66(0.49,0.87)(P for trend=0.003),TACでは0.51(0.37,0.69)であった。総蛋白質摂取量と食事TACがともに最大三分位の群のフレイルORは,蛋白質摂取量最小群,食事TAC最小群に比べて大幅に低かった(多変量補正OR[95% CIs]:0.27[0.16, 0.44];P<0.0001)。結論として,日本人高齢女性では蛋白質摂取量と食事TACはそれぞれフレイルと負に相関した。また,高食事蛋白質と高食事TACを併せ持つ食事はこの集団のフレイル罹患率と高く負に相関した。地域の食文化や食習慣に従い,蛋白質と抗酸化剤の多い食品を組み合わせることによりフレイルを効果的に予防できると考えられた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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老人医学  ,  食品の化学・栄養価 

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