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J-GLOBAL ID：201702287104432137   整理番号：17A0568645

東横堀川における貧酸素化抑制に向けた水質浄化運転の評価検討

著者 (5件)： 中谷祐介 (大阪大学大学院 工学研究科地球総合工学専攻) ,  今福大智 (大阪大学大学院 工学研究科地球総合工学専攻) ,  根井大輝 (元 大阪大学大学院 工学研究科地球総合工学専攻) ,  岡田浩明 (大阪大学大学院 工学研究科地球総合工学専攻) ,  西田修三 (大阪大学大学院 工学研究科地球総合工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 72  号： 4  ページ： I_973-I_978(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： わが国の都市感潮河川はの多くは,高度経済成長期に生活・産業排水の増加により汚濁が進行し,下水道整備や浚渫をはじめとする水質改善を行ってきた。その結果,都市感潮河川の水質環境は大幅に改善されたが,貧酸素化に代表される水質問題は,今なお残されている。本研究の対象である大阪都市部の東横堀川と道頓堀川でも,貧酸素状態が確認されている。東横堀川と道頓堀川は,淀川水系下流の感潮域に位置し,両河川は一続きの河川であり,普段は上下流端の水門により閉ざされている。そのため,水交換は導排水操作を行った時に一時的に発生し,流動は東横堀川から道頓堀川への一方向である。本研究では,東横堀川および道頓堀川を対象に,河川水質の変動特性を明らかにするとともに,水質浄化運転による水質改善効果の評価および貧酸素化抑制の可能性について検討した。研究の主な結論として,当水域における貧酸素化の主な要因は,低DO水塊の導水ではなく,底泥による酸素消費過程や河川水中の生物化学的過程に伴う酸素消費が支配的だった。

シソーラス用語： 感潮河川 ,  都市 ,  大阪府 ,  *都市河川 ,  *抑制 ,  *酸素欠乏 ,  溶存酸素 ,  *運転 ,  *浄水 ,  現地調査
準シソーラス用語： 水質浄化運転 ,  都市感潮河川 ,  *東横堀川 ,  貧酸素化抑制

著者キーワード (4件)： urban river ,  dissolved oxygen ,  hypoxic water mass ,  water quality improvement

分類 (2件)： 河川汚濁  (SB02020F) ,  環境衛生,公害対策一般  (SC01000F)

引用文献 (6件)：

• 1) 二瓶泰雄,山口紘栄,柏田仁,岩本演崇:魚大量斃死時における河川感潮域のDO環境特性,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 65,No. 1,pp. 1021-1025,2009.
• 2) 入江政安,西田修三:道頓堀川の水質変動特性と水質管理についての調査解析,水工学論文集,Vol. 51,pp. 1129-1134,2007.
• 3) 大阪府環境情報センター:公共用水域等水質データベース,http://www.pref.osaka.lg.jp/kankyohozen/osaka-wan/database.html
• 4) HydroQual : Primer for ECOMSED Version 1.3, 2002.
• 5) 国土交通省淀川河川事務所:淀川下流域の河川環境上望ましい流量に関する検討会第5回資料,40p,2007.

タイトルに関連する用語 (4件)： 東横堀川 ,  貧酸素化 ,  水質浄化 ,  評価