抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ペットとしての生き物を飼育する際には,飼い主がペットの状態を正しく理解できず,ペットの体調管理は難しくなっている。世界中で最も飼育されているペットである観賞魚においては特に飼い主とペットとのコミュニケーションがより困難であるため,犬や猫などと比較してもそのような状況に陥りやすい。そのため,飼い主と観賞魚とのインタラクションを促進し,観賞魚飼育に役立てる研究が行われているが,それらのシステムは特定の水槽においてのみ動作しているため,一般的な飼育者が用いることは難しく,また様々な種類の観賞魚に関するデータを一律に収集することができない。本稿では,広く普及したデバイス上で動作する飼い主と観賞魚のインタラクションシステム“TalkingNemoPad”を提案する。TalkingNemoPadには,ユーザのタブレット上で動作し,観賞魚を飼育する人の多くが導入・実用可能という特徴がある。また,これにより様々な観賞魚飼育環境から広くデータを収集することが可能となる。本稿では,TalkingNemoPadが一般的な観賞魚飼育環境下でに使用可能であることを示すために,環境の異なる複数の水槽を用い,本システムの適用可能な観賞魚の飼育環境について評価する。(著者抄録)