Javaソースファイルの開発者数とバグ修正の起こりやすさに関する調査-ソースファイル間の依存関係に着目した解析-

山内一輝; 阿萬裕久; 川原稔

文献

J-GLOBAL ID：201702287305942705 整理番号：17A0985536

Javaソースファイルの開発者数とバグ修正の起こりやすさに関する調査-ソースファイル間の依存関係に着目した解析-

Investigation of Developer Counts and Bug Fix Occurrences for Java Source Files-An Analysis Focusing on Dependent Relationships among Source Files-

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巻： 117 号： 137(KBSE2017 1-20) ページ： 67-72 発行年： 2017年07月12日
JST資料番号： S0532B ISSN： 0913-5685 資料種別：会議録 (C)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

本稿では,ソースファイルの開発に携わっている人数がコード品質に及ぼす影響に着目し,“一人で開発・保守されているソースファイル”と“複数人で開発・保守されているソースファイル”の二種類のソースファイルの間でメトリクス値にどのような違いがあるのか調査・分析を行っている。本調査ではオープンソースソフトウェアについて,各ソースファイルの開発者数,規模及び依存関係を調べ,開発者数に応じてソースファイルを二つの群(一人で開発・複数人で開発)に分けて,ソースファイル群間のメトリクス値に差があるのかどうか分析を行っている。分析の結果,これら二つのソースファイル群の規模は“一人によって開発・保守されているもの”の方がやや小さい傾向にあることが確認されている。そして,“一人で開発・保守されているソースファイル”は“複数人で開発・保守されているソースファイル”よりも他のソースファイルから依存されない傾向も確認されている。これらの結果は“一人で開発・保守されているソースファイルの方がバグ修正は起こりにくい傾向にある”という先行研究の結果を適切に説明する材料の一つになると考えられる。(著者抄録)

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計算機システム開発

引用文献 (8件)：

門田暁人, 伊原彰紀, 松本健一, “ソフトウェアリポジトリマイニング,” コンピュータソフトウェア, vol.30, no.2, pp.52-65, Apr. 2013.
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Q.C. Taylor, J.E. Stevenson, D.P. Delorey, and C.D. Knutson, “Author entropy: A metric for characterization of software authorship patterns,” Proc. 3rd Int'l Workshop Public Data about Softw. Development, p.6, 2008.

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