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J-GLOBAL ID：201702287440557975   整理番号：17A0179031

高エネルギー粉末回折用ガスフローキャピラリーを使った層状酸化物のイオン伝導性向上と機構解明

Explorations into superionic conduction in a layered oxide by a gas-flow capillary for high-energy powder diffraction

著者 (1件)： 加藤健一 (理研 放射光科学総合研究セ)
資料名： 放射光  (日本放射光学会誌)
巻： 30  号： 1  ページ： 13-20  発行年： 2017年01月31日 
JST資料番号： L0956A  ISSN： 0914-9287  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高エネルギー放射光による粉末回折法は,位置敏感型もしくはエリア型のX線検出器を使えば原子位置を決定する上で必要なブラッグ反射が一度の測定で得られることから,試料雰囲気や外場などの外部からの刺激に伴う結晶構造の応答を明らかにするための強力かつ簡便な実験手法の一つとなっている。筆者らは最近,そのような高エネルギー粉末回折法の特長を活かした温湿度可変ガスフローキャピラリーセルを使い,超イオン伝導性層状酸化物を見出すとともにその発現機構を明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *X線回折 ,  結晶構造解析 ,  酸化物 ,  層状化合物 ,  *電気伝導率 ,  コバルト酸塩 ,  ナトリウム化合物 ,  毛細管
準シソーラス用語： *粉末X線回折 ,  層状酸化物 ,  *放射光X線回折 ,  コバルト酸ナトリウム ,  キャピラリ ,  *超イオン伝導率

分類 (2件)： 金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y) ,  その他の無機化合物の電気伝導  (BM03044O)

引用文献 (13件)：

• K. Kato and H. Tanaka: Advances in Physics: X 1, 55 (2016).
• A. K. Cheetham and A. L. Goodwin: Nature Mater. 13, 760 (2014) .
• T. Takeguchi, H. Arikawa, M. Yamauchi and R. Abe: ECS Trans. 41, 1755 (2011).
• K. Kato, H. Kasai, A. Hori, M. Takata, H. Tanaka, S. Kitagawa, A. Kobayashi, N. Ozawa, M. Kubo, H. Arikawa, T. Takeguchi, M. Sadakiyo and M. Yamauchi: Chem. Asian J. 11, 1537 (2016).
• I. Terasaki, Y. Sasago and K. Uchinokura: Phys. Rev. B 56, R12685 (1997).

タイトルに関連する用語 (4件)： 高エネルギー ,  粉末回折 ,  層状酸化物 ,  イオン伝導