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J-GLOBAL ID：201702288031959439   整理番号：17A1692032

温帯樹種の落葉分解における窒素動態の炭水化物による制御

Carbohydrate Control of Nitrogen Dynamics in Decomposing Leaf Litter of Temperate Tree Species

著者 (3件)： BHATTA Balram K. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OSONO Takashi (Doshisha Univ., Kyoto, JPN) ,  TAKEDA Hiroshi (Doshisha Univ., Kyoto, JPN)
資料名： 同志社大学ハリス理化学研究報告  (Harris Science Review of Doshisha University)
巻： 58  号： 3  ページ： 118-125  発行年： 2017年10月31日 
JST資料番号： F0617A  ISSN： 2189-5937  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 冷温帯林において,9樹種での落葉分解における窒素(N)動態を18か月に亘って調べ,N動態に対する炭水化物含量の影響について評価した。Nの変化パターンは落葉の積算重量減少に対するN含量の相対的変化(窒素含量増加率またはNCIRとして知られている)の観点で定量した。9樹種の落葉の残存重量は分解中に指数関数的に減少し,18か月後には初期重量の2.4~40.7%になった。分解率(Olsonのkとして)は0.74~2.45年-1の範囲であった。落葉中のNの残存重量は一般に,分解により減少したのに対し,落葉の相対N含量は一般に,落葉の積算重量減少に伴って直線的に増加した(すなわち,NCIR値は正であった)。落葉のNCIRは落葉の初期総炭水化物含量と有意に正相関しており,炭水化物は分解者の真菌が分解落葉にNを保持するための主要なエネルギー源になることを示唆している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *落葉 ,  樹木 ,  生物分類 ,  *分解 ,  リグニン ,  森林 ,  炭水化物 ,  真菌類 ,  *窒素
準シソーラス用語： 温帯樹種 ,  真菌 ,  *窒素動態 ,  *落葉分解 ,  冷温帯林

分類 (2件)： 物質の代謝  (EH02050Q) ,  植物生態学  (EE02000E)

タイトルに関連する用語 (6件)： 温帯 ,  樹種 ,  落葉 ,  分解 ,  窒素動態 ,  炭水化物