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J-GLOBAL ID：201702288424922626   整理番号：17A0657230

鋼管型ダンパーを適用した鋼構造露出柱脚の変形能力とせん断抵抗機構

DUCTILITY AND SHEAR RESISTING MECHANISM OF EXPOSED-TYPE COLUMN BASE WITH TUBULAR DAMPERS IN STEEL MOMENT FRAMES

著者 (8件)： 向出静司 (大阪工大) ,  濱田幸崇 (大林組) ,  濱田幸崇 (大阪大 大学院) ,  植松慶太 (中部電力) ,  植松慶太 (大阪大 大学院) ,  村岡良亮 (大阪大 大学院工学研究科) ,  萩野毅 (旭化成建材) ,  渡辺亨 (岡部)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 736  ページ： 897-907  発行年： 2017年06月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中低層鋼構造建物の制振構造として,露出柱脚部に鋼管ダンパーを適用した場合の柱脚の変形能力とせん断抵抗機構を検討した。鋼管ダンパーは,アンカーボルトの外側に挿入された鋼管状のダンパーがナットとベースプレートの両方に固定されることで構成される。鋼管ダンパーを適用した露出柱脚の曲げせん断実験を行った。実験に基づき,鋼管ダンパーの想定地震動に対する塑性変形能力を考察した。実験の結果,鉄骨基礎を用いた既往実験と同様,概ね紡錘形の履歴曲線を描くことを確認した。ダンパーが破断した後もスリップ型の挙動に移行し,エネルギーを吸収し続けることが分かった。割増し係数γを用いて塑性変形能力を評価する方法を提案した。

シソーラス用語： 鋼構造 ,  *制振構造 ,  *柱脚 ,  抵抗 ,  アンカーボルト ,  能力 ,  塑性変形 ,  塑性変形能力 ,  履歴ダンパー ,  *露出柱脚 ,  剪断抵抗
準シソーラス用語： *ダンパ

分類 (1件)： 金属構造  (RA04050W)

引用文献 (16件)：

• 1) 緑川光正,長谷川達也,石原直,小豆畑達哉,麻里哲広:ロッキング架構に用いる浮き上がり降伏ベースプレートの履歴特性と塑性変形能力,日本建築学会構造系論文集,No. 652,pp. 1159-1166,2010.6
• 2) 池永昌容,長江拓也,中島正愛,吹田啓一郎:残留変形低減をめざしたセルフセンタリング柱脚の開発と載荷実験,日本建築学会構造系論文集,No. 612,pp. 223-230,2007.2
• 3) 向出静司,井本大貴,長山暢宏:鋼構造露出柱脚に適用する鋼管型ダンパー開発のための基礎的研究,日本建築学会構造系論文集,Vol. 77,No. 678,pp. 1329-1338,2012.8
• 4) 長山暢宏,向出静司,植松慶太,多田元英:鋼管ダンパーを露出柱脚に適用した鋼構造ラーメン骨組の地震応答解析 その1 柱脚のモデル化と解析計画,日本建築学会大会学術講演梗概集,C-1 構造 III,pp. 1125-1126,2012.9
  向出静司,長山暢宏,植松慶太,多田元英:鋼管ダンパーを露出柱脚に適用した鋼構造ラーメン骨組の地震応答解析 その2 解析結果,日本建築学会大会学術講演梗概集,C-1 構造 III,pp. 1126-1128,2012.9
• 5) 濱田幸崇,向出静司,植松慶太,多田元英,萩野毅,渡辺亨:鋼管ダンパーを露出柱脚に適用した鋼構造骨組の地震応答性状 その1 柱脚のモデル化と解析計画,日本建築学会大会学術講演梗概集,C-1 構造 III,pp. 665-666,2014.9
  向出静司,濱田幸崇,植松慶太,多田元英,萩野毅,渡辺亨:鋼管ダンパーを露出柱脚に適用した鋼構造骨組の地震応答性状 その2 解析結果,日本建築学会大会学術講演梗概集,C-1 構造 III,pp. 667-668,2014.9

タイトルに関連する用語 (5件)： 鋼管 ,  ダンパー ,  鋼構造 ,  露出柱脚 ,  せん断抵抗