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J-GLOBAL ID:201702288684273588   整理番号:17A1710117

C線維のアブレーションは島皮質におけるGABA作動性シナプス伝達の量子サイズを減少させる【Powered by NICT】

Ablation of C-fibers decreases quantal size of GABAergic synaptic transmission in the insular cortex
著者 (10件):
資料名:
巻: 365  ページ: 179-191  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0919A  ISSN: 0306-4522  CODEN: NRSCDN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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一次感覚皮質は知覚障害に応答する神経可塑性変化を示し,GABA作動性シナプス伝達は可塑性の調節に重要な役割を果たしている。島皮質(IC)は有髄Aδおよび無髄C線維を介して伝達される口腔顔面侵害受容シグナルを統合した。しかし,侵害受容入力の障害,末梢神経の欠失などは,ICにおけるGABA作動性局所回路を変化させるかどうか知られていない。本研究は,C線維は出生後カプサイシン注射1 2日によりアブレートしたモデルラットにおけるGABA作動性シナプス伝達を明らかにした。in vivo光学イメージングはカプサイシン処理ラットは歯髄刺激に応答するICにおける促進興奮伝播を示すことを明らかにした。錐体ニューロン(Pyr)からの全細胞パッチクランプ記録は,カプサイシン処理ラットは,周波数を変化させることなくシャム処理ラットよりも微小抑制性シナプス後電流(IPSC)のより小さな振幅を示した。,細胞外Ca~2+Sr~2+への置換,量子サイズにおける神経伝達物質の非同調放出を誘導する,シャム処理ラットよりもカプサイシン処理ラットにおけるPyr接合部高速スパイキングGABA作動性介在ニューロンから記録された非同期ユニタリーIPSCの小さい振幅を誘導した。これらの結果は,カプサイシン処理はシナプス後機構を介してIPSCを抑制することを示唆した。この可能性を確認するために,ユニタリーIPSCの分散平均解析を用いて,著者らはGABA作動性シナプス伝達の量子サイズはシャム処理ラットに比べてカプサイシン処理ラットにおける小さいことが分かった。これらの結果は,C線維のアブレーションはシナプス後GABA_A受容体介在性コンダクタンス,カプサイシン処理ラットのICにおける促進励起の可能な機構であることを減少させることにより,GABA作動性シナプス伝達の可塑的変化を誘導することを示唆する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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中枢神経系  ,  神経の基礎医学 

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