抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年ネットワークを介した高精度時刻同期プロトコルであるIEEE1588(PTP:Precision Time Protocol)が注目されている。しかし,ネットワークを介した時刻同期には様々な同期精度劣化要因がある。本稿では主要な同期精度劣化要因であるルータにおけるパケット転送遅延の変動に注目し,一般的なルータを使用した際のIEEE1588の同期精度について検証した。様々なバックグラウンドトラフィックを生成し,Accuracy,Precision,Stabilityの3つの観点から同期精度を評価した。中間のルータの台数が1台の時にはバックグラウンドトラフィックの影響を受けることはなく,中間ルータ台数が2台以上になるとバックグラウンドトラフィックの影響を受けることが明らかになった。また,中間ルータの台数の増加に伴ってバックグラウンドトラフィックの影響をより大きく受け,中間ルータの台数が5台のときには,最大で1マイクロ秒程度の同期誤差が生じることが明らかになった。(著者抄録)