文献

J-GLOBAL ID：201702288987501267   整理番号：17A0461915

波力発電用二重反転衝動タービンの性能解析

著者 (5件)： 高尾学 (松江工高専) ,  山田航平 (松江工高専) ,  ALAM M. M. Ashraful (松江工高専) ,  奥原真哉 (松江工高専 実践教育支援セ) ,  瀬戸口俊明 (佐賀大 海洋エネルギー研究セ)
資料名： ターボ機械  (Turbomachinery)
巻： 45  号： 4  ページ： 222-228  発行年： 2017年04月10日 
JST資料番号： S0391B  ISSN： 0385-8839  CODEN： TKAICZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,波力発電用二重反転衝動タービンの定常流における性能を三次元CFDを用いた数値解析により予測し,本タービンの有用性を検討するとともに性能に及ぼすロータ弦節比および案内羽根設定角の影響を調査した結果を報告した。次の結論を得た。1)本タービンでは,二重反転ロータを採用することでトルクが大幅に向上するが,圧力差も大きく増大するため,本タービンの効率は単段タービンのそれとあまり変わらない。2)高流量係数域において,本タービンは単段タービンに比べて高い効率で作動する。3)本研究で調査した範囲では,本タービンの好適なロータ弦節比と案内羽根設定角は,それぞれ2.02と,30°から37.5°の近傍であると思われる。

シソーラス用語： *波力発電 ,  *反転 ,  *衝動タービン ,  定常流 ,  三次元 ,  比率 ,  翼弦 ,  案内羽根 ,  *数値解析 ,  CFD【流体力学】 ,  流体力学 ,  物理学 ,  科学 ,  力学 ,  連続体力学 ,  自然科学
準シソーラス用語： 計算流体力学

分類 (2件)： 波力発電,潮力発電  (NB03130B) ,  その他の熱機関  (PB03000N)

引用文献 (6件)：

• McCormick,M.E., Ocean Wave Energy Conversion (1981), Wiley-Interscience.
• D.Richards and F.B.Weiskoph Jr., Proceedings of International Symposium on Utilization of Ocean Waves-Wave to Energy Conversion (1986) , 80-102.
• 益田,日本の波力発電(1987),霞出版社.
• Setoguchi, T., Takao, M., Kinoue, Y., Kaneko, K., Santhakumar, S., and Inoue, M., Study on an Impulse Turbine for Wave Energy Conversion, International Journal of Offshore and Polar Engineering, 10-2 (2000) , 145-152.
• Setoguchi,T., Santhakumar,S., Maeda,H., Takao,M., and Kaneko,K., A Review of Impulse Turbine for Wave Energy Conversion, Renewable Energy, 23-2 (2001) , 261-292.

タイトルに関連する用語 (4件)： 波力発電 ,  反転 ,  衝動タービン ,  性能解析