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J-GLOBAL ID：201702289631013779   整理番号：17A0685199

二項係数とPIアルゴリズムを併用したエリア限定通信システム

Specific Area Communication System using Binomial Coefficients and PI Algorithm

著者 (2件)： 三国出彩乃 (福井大 大学院工学研究科) ,  藤元美俊 (福井大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 31(AP2017 22-39)  ページ： 69-72  発行年： 2017年05月11日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 通信領域を狭い範囲に限定することはセキュリティ性に優れている側面を有する。しかしビーム幅を狭くするためには一般に多くのアレー素子が必要であり,移相器などのコストが増大する。本報告では,アレー素子に二項係数を用いた重み付けを施し,不要方向への放射が少ない送信用及び受信妨害用ビームを形成しエリアを限定する手法を提案する。従来手法では2素子を用いて受信妨害用ビームを作成していたのに対して,提案手法では,8素子に二項係数を用いてビームを形成する。解析の結果,提案手法により,送信用ビーム及び受信妨害用ビームの不要方向への放射を格段に抑えることができた。また,二項係数による重み付けとPIアルゴリズムによる多点ヌル拘束を組み合わせた受信妨害用ビームの形成法を提案している。これにより,受信妨害用電力の変更が困難な場面において,通信可能エリアの幅を状況に応じて制御することが可能となった。(著者抄録)

シソーラス用語： *アレイアンテナ ,  係数 ,  通信障害 ,  *サービスエリア ,  アダプティブアンテナ ,  *アルゴリズム
準シソーラス用語： PIアルゴリズム ,  ジャミング ,  二項係数 ,  差パターン ,  *適応アルゴリズム ,  適応アンテナ

分類 (1件)： アンテナ  (ND06000M)

引用文献 (4件)：

• 後藤,紀平,高橋,宮下, ′′フェーズドアレーアンテナを用いて変調処理を行う送信システムにおける変調方式の一検討,′′ 2013信学ソ大, B-1-215, Sept. 2013.
• 栗山侑,大塚昌孝,深沢徹,宮下裕章, ′′和差パターン合成法を用いた指向性変調アレーアンテナの励振振幅固定化,′′ 2017信学総大, B-1-117, Mar. 2017
• M. Fujimoto, K. Takemoto, T. Hori, ′′Limited Area Communication Using Sum & Differential Patterns,′′ proc. ISAP2015, Tasmania, Australia, S2.7.4, Nov. 2015.
• 竹本健二,藤元美俊,堀俊和, ′′和ビームおよびPIアルゴリズムを用いたエリア限定通信システム′′, 信学技報, AP2016-16, May 2016

タイトルに関連する用語 (5件)： pI ,  アルゴリズム ,  併用 ,  エリア ,  通信システム