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J-GLOBAL ID：201702292126659373   整理番号：17A1914593

No.1 吉備層群周匝層

著者 (4件)： 曽根原崇文 (蒜山地質年代学研究所) ,  八木公史 (蒜山地質年代学研究所) ,  郷津知太郎 (蒜山地質年代学研究所) ,  後藤隆嗣 (蒜山地質年代学研究所)
資料名： 地質技術  (Engineering Geology of Japan)
号： 7  ページ： 1-4  発行年： 2017年09月16日 
JST資料番号： F1354A  ISSN： 2186-4217  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 岡山県赤磐市の吉備層群は,日本列島がまだアジア大陸の一部であった古第三紀に形成された河川の”化石”に当たり,”山砂利層”を形成している。赤磐市街地における造成開発の際に吉備層群周匝層の大規模露頭が出現したが,そのほとんどは見られなくなっている。赤磐市草生の吉井B&G海洋センターの吉井グラウンドに,露出状況の良い切り土法面がある。この露頭は周匝層の観察に適しており,露頭1および露頭2に分けて紹介した。露頭2では凝灰岩の薄層が少なくとも2層準が認められ,ジルコンFT年代(34.3±1.8Ma)が求められている。

シソーラス用語： *岡山県 ,  *古第三紀 ,  地層 ,  露頭 ,  切土
準シソーラス用語： 化石谷 ,  吉備層群 ,  砂礫層 ,  赤磐市 ,  中国山地

分類 (1件)： 地域地質  (DE01030D)

引用文献 (9件)：

• 今岡照喜・大平 武・沢田順弘・板谷徹丸 (1994) 中国・四国地方における白亜紀~第三紀火成岩類の放射年代. 岡山理科大学自然科学研究所研究報告, no.20, 3-57.
• 今岡照喜・西村祐二郎・吉原和彦・田中盛正・加々美寛雄 (1999) 古第三紀宇部層群中の白岸凝灰岩の岩石記載とその噴出源. 地質学論集, 53, 393-401.
• Ishihara, S. and Imaoka, T. (1999) A proposal of caldera-related genesis for the Roseki deposits in the Mitsuishi mining area, Southwest Japan. Resource Geology, 49, 157-162.
• 石川敦代・小室裕明 (2016) 岡山県中央部柵原地域の白亜紀コールドロン. 島根大学地球資源環境学研究報告, 34, 51-58.
• 酒井治孝 (1994) 北九州の下部前新統,津屋崎層中の恋ノ浦火砕流堆積物. 地質学雑誌, 100, 692-708.

タイトルに関連する用語 (2件)： NO ,  層群