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J-GLOBAL ID：201702299286416273   整理番号：17A0217180

偏心のある中層建物における地震時応答と杭の地震被害の関係

著者 (6件)： 成田修英 (戸田建設 技術開発セ) ,  金子治 (戸田建設 技術開発セ) ,  山本健史 (戸田建設 技術開発セ) ,  向井智久 (建築研) ,  中井正一 ,  関口徹 (千葉大 大学院工学研究科)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 23  号： 53  ページ： 43-48  発行年： 2017年02月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 偏心をもつ中層建物の地震時応答について,常時微動測定結果に基づいた検討を行った。その結果,1)対象建物のような偏心のある中層建物の動的応答は,固有周波数の異なる2つの多質点系を連結したモデルで再現できること,2)対象建物の地震時水平力は,入力地震動の卓越周波数に応じて東西どちらにも偏り得ること,3)3.11地震の地震時の建物の地震時水平力の偏りと杭の被害状況の平面的な偏りは整合しており,建物の偏心に起因する地震時水平力の偏りが,杭被害の平面的な偏りの一因となっているものと考えられること,などが分かった。

シソーラス用語： *杭 ,  *中層建築 ,  偏心 ,  地震応答 ,  *震災 ,  常時微動 ,  固有振動数 ,  水平荷重 ,  慣性力 ,  応答解析 ,  地震観測 ,  加速度計 ,  スペクトル
準シソーラス用語： 卓越周波数 ,  常時微動測定

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (6件)：

• 1) 東日本大震災合同調査報告書編集委員会:東日本大震災合同調査報告 建築編5 建築基礎構造, 2015
• 2) 金子, 川股, 中井, 関口, 向井:東北地方太平洋沖地震における杭基礎の被害要因に関する解析的検討, 日本建築学会構造系論文集 第80巻 第717号, pp.1699~1706, 2015.11
• 3) 斉藤:モード解析型多入力多出力ARXモデルを用いた高層建物のシステム同定, 日本建築学会構造系論文集 第508号, pp.47~54, 1998.6
• 4) 防災科学技術研究所:K-NET, 入手先<http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/docs/kyoshin.shtml>, (参照2016-01-04)
• 5) 坂本, 曲, 服部:2軸剛性偏心骨組の動特性と並進-捩れ連成唸り振動についての解析的考察, 日本建築学会構造系論文報告集 第420号, pp.143~152, 1991.2

タイトルに関連する用語 (6件)： 偏心 ,  建物 ,  地震 ,  応答 ,  杭 ,  地震被害