特許
J-GLOBAL ID:201703000005568917
気相ホスゲン化プラントの運転方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (7件):
永井 浩之
, 中村 行孝
, 佐藤 泰和
, 朝倉 悟
, 反町 洋
, 浅野 真理
, 堀田 幸裕
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-559280
公開番号(公開出願番号):特表2017-512798
出願日: 2015年03月24日
公開日(公表日): 2017年05月25日
要約:
本発明は、アミン(2)をホスゲン(1)と反応させて、それに相当するイソシアネート(4)をもたらす気相ホスゲン化プラント(100)の運転方法に関し、気相ホスゲン化プラント(100)を起動するために、プラントに最初にホスゲンを投入する。ホスゲンの最初の投入と同時かまたはその後に、高温不活性ガス流(30)を用いてアミン供給装置を不活性化する。その後に始めてアミンを加える。このようにして、かつ、混合ゾーンまでアミンおよびホスゲン供給装置内の圧力低下を維持することによって、起動の間、アミン含有反応物流へのホスゲンの逆混合を防ぐ。
請求項(抜粋):
アミン(2)をホスゲン(1)と反応させてそれに相当するイソシアネート(4)をもたらす、気相ホスゲン化プラント(100)の運転方法であって、前記気相ホスゲン化プラント(100)は、少なくとも、
(i) 気体ホスゲン流(10)を供給する装置1000と、
(ii) 気体アミン流(20)を供給する装置2000と、
(iii) 前記流れ(10)と(20)を混合する混合ゾーン(3100)であって、前記装置1000および前記装置2000に装置(1100、2100)のそれぞれによって接続される混合ゾーン(3100)と、
(iv) 先に混合された前記流れ(10)および(20)のさらなる変換のために前記混合ゾーン(3100)の下流に配置される反応ゾーン(3200)と、
(v) 反応を終わらせるために前記反応ゾーン(3200)の下流に配置される反応停止ゾーン(4000)と、
必要に応じて、
(vi) 未変換ホスゲン(1“)の回収およびリサイクルのための装置(5100)と、純粋な形態で調製されたイソシアネートを得るための装置(5200)とを含んでなる処理部分(5000)と、
を含んでなるものであり、
前記気相ホスゲン化プラント(100)は、次のステップ:
(I) 気体ホスゲン流(10)を200°C〜600°Cの温度T10で、100mbar〜3000mbarの絶対圧力p10により、前記装置1000に供給し、前記装置1100を通して前記混合ゾーン(3100)、前記反応ゾーン(3200)、および前記反応停止ゾーン(4000)の中にこの気体ホスゲン流(10)を連続的に導入し、ここで、前記圧力p10は前記混合ゾーン(3100)における圧力p3100より大きく;
(II) ステップ(I)と同時またはその後に、
(a) 不活性物質(3)、好ましくは、室温および標準圧力で液体であるものを、温度T3<200°Cで前記装置2000の中に導入し、前記装置2000で前記不活性物質(3)を加熱して、前記装置2100、前記混合ゾーン(3100)、前記反応ゾーン(3200)、および前記反応停止ゾーン(4000)に通される不活性ガス流(30)を得るか、
または
(b) 不活性ガス流(30)を、
(b.1) 前記装置2100の中へ、そしてその後、前記混合ゾーン(3100)、前記反応ゾーン(3200)、および前記反応停止ゾーン(4000)に通して導入するか、
もしくは、好ましくは、
(b.2) 前記装置2000の中へ、そしてその後、前記装置2100、前記混合ゾーン(3100)、前記反応ゾーン(3200)、および前記反応停止ゾーン(4000)に通して導入し、
ここで、変形(a)および変形(b)における前記不活性ガス流(30)は、200°C〜600°Cの温度および100mbar〜3000mbarの絶対圧力p30を有し、
両方の場合において前記圧力p30は、前記混合ゾーン(3100)における前記圧力p3100より大きく;
(III) ステップ(II)の後に、気体アミン流(20)を、200°C〜600°Cの温度T20で、100mbar〜3000mbarの絶対圧力p20により、前記装置2000に供給し、この気体アミン流(20)を前記装置2100を通して前記混合ゾーン(3100)に連続的に導入し、ここで、前記圧力p20は、前記混合ゾーン(3100)における前記圧力p3100より大きく、前記混合ゾーン(3100)において前記アミン(2)の第一級アミノ基に対して化学量論的に過剰にホスゲン(1)が存在するように、前記流れ(20)の組成物および質量流量を流れ10の組成物および質量流量に適合させる、
ステップを運用することによって起動される
ことを特徴とする、方法。
IPC (2件):
C07C 263/10
, C07C 265/14
FI (2件):
Fターム (11件):
4H006AA02
, 4H006AB46
, 4H006AC55
, 4H006BB61
, 4H006BC10
, 4H006BC11
, 4H006BC18
, 4H006BD33
, 4H006BD51
, 4H006BD81
, 4H006BE52
引用特許:
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