特許
J-GLOBAL ID:201703000579841751

排熱回収装置およびボイラシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西教 圭一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-031478
公開番号(公開出願番号):特開2017-150694
出願日: 2016年02月22日
公開日(公表日): 2017年08月31日
要約:
【課題】 ボイラから排出された排ガスの熱回収を行う熱交換器を備えた排熱回収装置において、排ガスの熱回収効率を高効率に維持するとともに、酸性ガスを含む水分の結露に起因した腐食が熱交換器に発生した場合であっても、ボイラシステム全体を稼動停止させることなく熱交換器の交換が可能な排熱回収装置を提供する。【解決手段】 排熱回収装置3において第1熱交換器35は、第1流出水流路管34を介して流入した水と排ガスとの間で熱交換を行うことによって、第1予熱水流路管36を介してボイラ2の気水ドラム24に第1予熱水を導出するとともに、排ガスを1次冷却する。第2熱交換器41は、第2流出水流路管40を介して流入した水と第1熱交換器35によって1次冷却された排ガスとの間で熱交換を行うことによって、第2予熱水流路管42を介して水貯留槽31に第2予熱水を導出するとともに、1次冷却後の排ガスを2次冷却する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
ボイラの排ガス排出ダクトを流れる酸性ガスを含む排ガスの熱回収を行う排熱回収装置であって、 水を貯留する水貯留槽と、 該水貯留槽に貯留された水を該水貯留槽から流出させる第1流出部および第2流出部と、 第1流出水流路管および第1熱交換器を含む熱交換部であって、前記第1流出水流路管は、両端が開口し、一方開口端部が前記第1流出部に接続され、前記第1流出部によって前記水貯留槽から流出された水が、一方開口端部から他方開口端部に向けて流れるように構成され、前記第1熱交換器は、前記排ガス排出ダクト内に配設され、前記第1流出水流路管の前記他方開口端部に接続されて、前記第1流出水流路管を流れた水が流入し、その流入した水と前記排ガス排出ダクトを流れる排ガスとの間で熱交換を行うことによって、第1温度に予熱された第1予熱水を導出するように構成され、前記第1流出水流路管と前記第1熱交換器とで排ガスを1次冷却する熱交換部と、 両端が開口した第1予熱水流路管であって、一方開口端部が前記第1熱交換器に接続され、他方開口端部が前記ボイラに接続されて、前記第1熱交換器から導出された第1予熱水が、一方開口端部から他方開口端部に向けて流れる第1予熱水流路管と、 前記排ガス排出ダクト内に配設された、前記第1熱交換器によって1次冷却された排ガスの温度を測定する温度測定部と、 前記温度測定部によって測定された温度に基づいて、前記第1熱交換器によって1次冷却された排ガスの温度が、前記酸性ガスを含む水分の凝縮温度よりも高い予め定める温度となるように、前記第1熱交換器を流れる水の流量を制御する流量制御部と、 両端が開口した第2流出水流路管であって、一方開口端部が前記第2流出部に接続され、前記第2流出部によって前記水貯留槽から流出された水が、一方開口端部から他方開口端部に向けて流れる第2流出水流路管と、 前記排ガス排出ダクト内に、前記第1熱交換器の、排ガスの流れ方向下流側に配設された第2熱交換器であって、前記第2流出水流路管の他方開口端部に接続されて、前記第2流出水流路管を流れた水が流入し、その流入した水と前記第1熱交換器によって1次冷却された排ガスとの間で熱交換を行うことによって、第2温度に予熱された第2予熱水を導出するとともに、1次冷却後の排ガスを2次冷却する第2熱交換器と、 両端が開口した第2予熱水流路管であって、一方開口端部が前記第2熱交換器に接続され、他方開口端部が前記水貯留槽に接続されて、前記第2熱交換器から導出された第2予熱水が、一方開口端部から他方開口端部に向けて流れる第2予熱水流路管と、を含むことを特徴とする排熱回収装置。
IPC (3件):
F22B 1/18 ,  F22D 5/26 ,  F22D 1/02
FI (3件):
F22B1/18 C ,  F22D5/26 C ,  F22D1/02
Fターム (4件):
3L021AA02 ,  3L021BA03 ,  3L021DA28 ,  3L021FA03
引用特許:
審査官引用 (3件)

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