特許
J-GLOBAL ID:201703001034926586
アルミニウム材のフラックスレスろう付け方法及びろう付け用処理装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
稲葉 民安
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-018024
公開番号(公開出願番号):特開2017-136610
出願日: 2016年02月02日
公開日(公表日): 2017年08月10日
要約:
【課題】炉内における真空度をより大気圧に近づけることにより、母材等に含有されたMgやZnの蒸発を抑制することができるとともにろう材の流動性を向上することができる新規なアルミニウム材のろう付け方法及びろう付け用処理装置を提供する。【解決手段】真空乾燥室の内外において、ワークP,Bを所定温度に加熱した後に真空乾燥室内において、高真空領域まで真空引きし、その後、ろう付け室において、高純度不活性ガスを流入させるとともに該ろう付け室内の気体を排気しながら、該ろう付け室内を所定の低真空領域中で該ろう付け室の温度をろう材の溶融温度まで昇温してろう付け処理する。 【選択図】 図1
請求項(抜粋):
ろう付け処理装置内においてなされるアルミニウム材のろう付け方法であって、それぞれMg又はZnの少なくとも何れかを含有するアルミニウム合金を素材とする一方の母材と他方の母材とを、フラックスを使用することなく、Mg又はZnの少なくとも何れかが含有されてなるろう材により互いに接合するアルミニウム材(以下、上記一方の母材及び他方の母材と上記ろう材との組み合わせ体を、ワークと言う。)のろう付け方法であって、
上記ろう付け処理装置は、間にシールドドアにより開閉される開口を介して互いに連通してなる真空乾燥室とろう付け室とを備えてなり、
上記ワークを予め所定温度に加熱して真空乾燥室内に搬入する加熱・搬入工程と、
上記加熱・搬入工程の後に、上記真空乾燥室内を高真空領域まで真空引きする高真空引き工程と、
この高真空引き工程後に、99.999%以上の純度の高純度不活性ガスを上記真空乾燥室内に流入させながら、上記真空乾燥室内の気圧を低真空領域まで復圧させる復圧工程と、
を備えてなる真空乾燥工程と、
上記真空乾燥工程中において、上記ろう付け室内の気圧を中真空領域まで真空引きし、その後に該ろう付け室内に上記高純度不活性ガスを流入させながら該ろう付け室の気体を排気することにより、該ろう付け室内の気圧を低真空領域の範囲内において復圧させるろう付け室準備工程と、
上記真空乾燥室における復圧工程と、上記ろう付け室準備工程後に、上記シールドドアの開閉中にワークをろう付け室内に搬送し、
上記ろう付け室内に上記高純度不活性ガスを流入させるとともに該ろう付け室内の気体を排気しながら、該ろう付け室内を所定の低真空領域中で該ろう付け室の温度を上記ろう材の溶融温度まで昇温させることにより、上記ワークにろう付けを行うろう付け処理工程と、を備えてなることを特徴とするアルミニウム材のろう付け方法。
IPC (3件):
B23K 1/19
, B23K 31/02
, B23K 1/008
FI (6件):
B23K1/19 G
, B23K1/19 D
, B23K1/19 F
, B23K31/02 310B
, B23K31/02 310D
, B23K1/008 D
引用特許:
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