特許
J-GLOBAL ID:201703008736583924
農作物育成支援装置、及びそのプログラム
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐野 禎哉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-173062
公開番号(公開出願番号):特開2017-046639
出願日: 2015年09月02日
公開日(公表日): 2017年03月09日
要約:
【課題】スマートフォン等のモバイル端末を利用して、圃場において農作物の育成状況と施肥量を営農者が即座に把握することができる農作物育成支援のための装置とそのプログラムを提供する。【解決手段】スマートフォン2で撮影した圃場Fの農作物Rの画像を、その画像中で指定された複数株に対応する点の位置情報と共に農作物育成支援装置であるサーバ1に送信し、サーバ1において指定された点から解析領域を特定し、解析領域中の各画素から農作物Rの緑を強調した輝度値を算出すると共にヒストグラムを生成し、ヒストグラムの形状解析により二値化した画像から植被率、推定生育量、穂肥量を順次算出して、推定生育量と穂肥量をスマートフォン2に返信して育成支援情報として画面表示させるように構成したシステムを構築した。【選択図】図1
請求項(抜粋):
圃場に整列して作付けられ生育途中にある農作物の育成支援を行う処理を行うコンピュータ装置により構成される農作物育成支援装置であって、
モバイル端末のカメラ機能で撮影された前記圃場の画像上における前記農作物の複数の株に対応して指定された複数点に基づき、画像解析を行うべき領域を特定する解析領域特定部と、
前記解析領域中の各画素に対して、緑画素値の2倍値から赤画素値と青画素値を減算した値を輝度値として演算し、縦軸を画素数とし横軸を輝度値とするヒストグラムを生成するヒストグラム生成部と、
前記ヒストグラムの形状に基づいて、前記解析領域中に前記農作物が記録された領域を示す輝度値の閾値を決定する閾値決定部と、
前記ヒストグラムを、前記閾値以上の輝度値となる農作物特定領域と、前記閾値未満の輝度値となる農作物外領域とに分け、前記解析領域の画像を二値化する二値化処理部と、
前記解析領域における前記農作物特定領域の占める割合を前記農作物の植被率として算出する植被率算出部と、
前記農作物の過去の生育実績から得られた植被率と推定生育量との関係式に基づいて、前記植被率演算部で算出された植被率から推定生育量を算出する推定生育量算出部と、
前記農作物の過去の生育実績から得られた生育量と施肥量の関係を示すモデル式に基づいて、前記推定生育量から前記農作物に対する施肥量を算出する施肥量算出部と、
前記農作物の前記推定生育量と前記施肥量とを含む育成支援情報を前記モバイル端末のディスプレイに出力させる育成支援情報出力部と
を有することを特徴とする農作物育成支援装置。
IPC (2件):
FI (2件):
A01G7/00 603
, G06T1/00 280
Fターム (5件):
5B057AA15
, 5B057CE18
, 5B057DA08
, 5B057DB06
, 5B057DC23
引用特許:
審査官引用 (2件)
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植物生育情報処理システム
公報種別:公開公報
出願番号:特願2005-319528
出願人:独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 有限会社木村応用工芸
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ゴムノキの本数及び収量の推定方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2013-001696
出願人:株式会社ブリヂストン
引用文献:
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