特許
J-GLOBAL ID:201703009687873691
グラフェンナノリボン前駆体製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-185711
公開番号(公開出願番号):特開2017-057182
出願日: 2015年09月18日
公開日(公表日): 2017年03月23日
要約:
【課題】従来より用いられている水素終端グラフェンナノリボン作製用の前駆体分子(アントラセンダイマー)の構造から大きく逸脱せず、かつ、材料の特性を様々に変調させることのできる前駆体分子を作製する方法を提供する。【解決手段】ベンゼンに対してフタル酸無水物のアシル基をフリーデル・クラフツ反応させて2-ベンゾイル安息香酸(1)を作製し、該2-ベンゾイル安息香酸(1)の脱水反応によりアントラキノン(2)を作製し、該アントラキノン(2)の還元的カップリング反応によりアントラセンダイマー(3)又は有機リチウム試薬を用いたカップリング反応によりアントラセントリマー(4)であるグラフェンナノリボン前駆体を作製する。特に、出発物質を1,2-ジフルオロベンゼンと4,5-ジフルオロフタル酸無水物とすることにより、フッ素終端グラフェンナノリボンの作製が容易なものとなる。これにより、グラフェンナノリボンのバンドギャップやPN極性などの物性を自由に制御できることが期待される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
a)ベンゼンに対してフタル酸無水物のアシル基をフリーデル・クラフツ反応させて2-ベンゾイル安息香酸を作製し、
b)前記2-ベンゾイル安息香酸の脱水反応によりアントラキノンを作製し、
c)前記アントラキノンの還元的カップリング反応によりアントラセンダイマーであるグラフェンナノリボン前駆体又は有機リチウム試薬を用いたカップリング反応によりアントラセントリマーであるグラフェンナノリボン前駆体を作製する
という工程を含むことを特徴とするグラフェンナノリボン前駆体製造方法。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (8件):
4H006AA02
, 4H006AC30
, 4H006BB12
, 4H006BB17
, 4H006BB21
, 4H006BB61
, 4H006BE53
, 4H006EA23
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