特許
J-GLOBAL ID:201703011375092859

表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人深見特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-002714
公開番号(公開出願番号):特開2017-042902
出願日: 2016年01月08日
公開日(公表日): 2017年03月02日
要約:
【課題】被膜の機械特性を向上させ、切削工具の寿命をさらに長寿命化した表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】本発明の表面被覆切削工具が備える被膜は、複数のα-Al2O3の結晶粒を含むα-Al2O3層を有する。α-Al2O3層のうち、その表面に平行な加工面に関する15μm四方のカラーマップにおいて、粗粒な結晶粒Aの占める面積A1が50%以下であり、かつ、面積A1のうち、(001)面配向性の結晶粒の占める面積A2が90%以上であり、中粒なα-Al2O3の結晶粒Bの占める面積B1が20%以上50%以下であり、かつ、面積B1のうち、(001)面配向性の結晶粒の占める面積B2が90%以上であり、微粒なα-Al2O3の結晶粒Cの占める面積C1が10%以上50%以下であり、面積C1のうち、(001)面配向性の結晶粒の占める面積C2が50%以上であり、カラーマップ全体の面積に対する、面積A1、面積B1、および面積C1の合計面積の割合が、95%以上である。【選択図】図4
請求項(抜粋):
基材と、該基材上に形成された被膜とを備える表面被覆切削工具であって、 前記被膜は、複数のα-Al2O3の結晶粒を含むα-Al2O3層を有し、 前記α-Al2O3層のうち、その表面に平行な面であって、前記表面から深さ方向に対して0.1μm以上0.5μm以下の領域に位置する前記α-Al2O3層を除去して得られる加工面に対し、電界放射型走査顕微鏡を用いた電子後方散乱回折像解析によって前記結晶粒のそれぞれの結晶方位を特定し、これに基づいた15μm四方のカラーマップを作成した場合に、 前記カラーマップにおいて、 粒径が1μm以上3μm以下であるα-Al2O3の結晶粒Aの占める面積A1が50%以下であり、かつ、前記面積A1のうち、(001)面の法線方向が前記加工面の法線方向に対して±10°以内となる結晶粒の占める面積A2が90%以上であり、 粒径が0.5μm以上1μm未満であるα-Al2O3の結晶粒Bの占める面積B1が20%以上50%以下であり、かつ、前記面積B1のうち、(001)面の法線方向が前記加工面の法線方向に対して±10°以内となる結晶粒の占める面積B2が90%以上であり、 粒径が0.05μm以上0.5μm未満であるα-Al2O3の結晶粒Cの占める面積C1が10%以上50%以下であり、かつ、前記面積C1のうち、(001)面の法線方向が前記加工面の法線方向に対して±10°以内となる結晶粒の占める面積C2が50%以上であり、 前記カラーマップ全体の面積に対する、前記面積A1、前記面積B1、および前記面積C1の合計面積の割合が、95%以上である、表面被覆切削工具。
IPC (4件):
B23B 27/14 ,  B23B 51/00 ,  B23C 5/16 ,  C23C 16/40
FI (4件):
B23B27/14 A ,  B23B51/00 J ,  B23C5/16 ,  C23C16/40
Fターム (24件):
3C037CC02 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF25 ,  3C046FF27 ,  4K030AA03 ,  4K030AA09 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030AA18 ,  4K030BA18 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BA49 ,  4K030BB01 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030FA10 ,  4K030GA06 ,  4K030JA01 ,  4K030LA22
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 切削工具
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2009-055858   出願人:京セラ株式会社
  • 被覆部材
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2011-003144   出願人:京セラ株式会社

前のページに戻る