特許
J-GLOBAL ID:201703011623565505

血液ポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-163030
公開番号(公開出願番号):特開2017-038813
出願日: 2015年08月20日
公開日(公表日): 2017年02月23日
要約:
【課題】軸受剛性を維持しながら、溶血を改善する血液ポンプを提供する。【解決手段】流入口と流出口が設けられたケーシングと、前記ケーシング内で回転することによって前記流入口から流出口へ液体を送る羽根車と、前記羽根車内に内蔵された永久磁石と、前記永久磁石と隔壁越しに磁気カップリングを形成して前記羽根車を回転駆動する磁気発生装置と、前記羽根車と羽根車に対向する前記ケーシングのいずれかにスラスト動圧軸受を構成するスパイラル形状の動圧溝を備えた血液ポンプにおいて、前記羽根車と前記ケーシング間の前記スラスト動圧軸受の平均軸受隙間を20μm以下とし、かつ、前記スラスト動圧軸受のスパイラル形状の動圧溝深さを50μm以上とすることによりプラズマスキミング現象によってスパイラルグルーブ軸受の山側の狭い軸受隙間には血漿が入り、溝側のせん断応力が低い部分には赤血球が入るようにして溶血を防止したことを特徴とする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
流入口と流出口が設けられたケーシングと、前記ケーシング内で回転することによって前記流入口から流出口へ液体を送る羽根車と、前記羽根車内に内蔵された永久磁石と、前記永久磁石と隔壁越しに磁気カップリングを形成して前記羽根車を回転駆動する磁気発生装置と、前記羽根車と羽根車に対向する前記ケーシングのいずれかにスラスト動圧軸受を構成するスパイラル形状の動圧溝を備えた血液ポンプにおいて、 前記羽根車と前記ケーシング間の前記スラスト動圧軸受の平均軸受隙間を20μm以下とし、かつ、前記スラスト動圧軸受のスパイラル形状の動圧溝深さを50μm以上とすることによりプラズマスキミング現象によってスパイラルグルーブ軸受の山側の狭い軸受隙間には血漿が入り、溝側のせん断応力が低い部分には赤血球が入るようにして溶血を防止したことを特徴とする血液ポンプ。
IPC (5件):
A61M 1/10 ,  A61M 1/12 ,  F04D 13/06 ,  F04D 29/046 ,  F04D 29/047
FI (5件):
A61M1/10 535 ,  A61M1/12 ,  F04D13/06 C ,  F04D29/046 C ,  F04D29/047 Z
Fターム (13件):
3H130AA05 ,  3H130AB22 ,  3H130AB42 ,  3H130AC18 ,  3H130BA22E ,  3H130DB01X ,  3H130DB02X ,  3H130DB05X ,  3H130DB15X ,  4C077AA04 ,  4C077DD08 ,  4C077EE01 ,  4C077FF04
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 人工心臓ポンプ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-034927   出願人:三菱重工業株式会社, 独立行政法人産業技術総合研究所
  • 動圧軸受を備えた人工心臓ポンプ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2006-290574   出願人:独立行政法人産業技術総合研究所, 株式会社ユー・コーポレーション
引用文献:
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