特許
J-GLOBAL ID:201703012236177129

高速断続切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 影山 秀一 ,  三宅 正之 ,  倉地 保幸 ,  富田 和夫
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-143181
公開番号(公開出願番号):特開2015-016512
特許番号:特許第6171638号
出願日: 2013年07月09日
公開日(公表日): 2015年01月29日
請求項(抜粋):
【請求項1】 炭化タングステン基超硬合金、炭窒化チタン基サーメットまたは立方晶窒化ホウ素基超高圧焼結体のいずれかで構成された工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具において、 前記硬質被覆層は、化学蒸着法により成膜されたTiとAlとSiの複合窒化物または複合炭窒化物層を少なくとも有し、 前記複合窒化物または複合炭窒化物層は、組成式:(Ti1-x-yAlxSiy)(CzN1-z)で表される領域A層と領域B層とからなる合計平均層厚1〜20μmの交互積層構造を有し、 前記領域A層は、AlのTiとAlとSiの合量に占める含有割合xおよびSiのTiとAlとSiの合量に占める含有割合yおよびCのCとNの合量に占める含有割合z(但し、x、y、zはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦x≦0.80、0.005≦y≦0.10、0≦z≦0.005、x+y≦0.85を満足するとともに前記工具基体と平行な面内の粒子幅の平均値を平均粒子幅W、工具基体と垂直な方向の粒子長さの平均値を平均粒子長さLとすると、前記平均粒子幅Wが0.1μm以下、平均粒子長さLが0.1μm以下であり、 前記領域B層は、AlのTiとAlとSiの合量に占める含有割合xおよびSiのTiとAlとSiの合量に占める含有割合yおよびCのCとNの合量に占める含有割合z(但し、x、y、zはいずれも原子比)が、それぞれ、0.85≦x≦0.95、0.005≦y≦0.10、0≦z≦0.005、x+y≦0.955を満足しするとともに前記工具基体と平行な面内の粒子幅の平均値を平均粒子幅W、工具基体と垂直な方向の粒子長さの平均値を平均粒子長さLとすると、前記平均粒子幅Wが0.1〜2.0μm、平均粒子長さLが0.5〜5.0μmであり、 前記交互積層構造において、領域A層と領域B層は交互に少なくともそれぞれ1層以上存在し、最表面層は前記領域A層であることを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (2件):
B23B 27/14 ( 200 6.01) ,  B23C 5/16 ( 200 6.01)
FI (2件):
B23B 27/14 A ,  B23C 5/16
引用特許:
審査官引用 (5件)
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