特許
J-GLOBAL ID:201703013038450460

チルト式ステアリング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-232600
公開番号(公開出願番号):特開2014-083906
特許番号:特許第6044259号
出願日: 2012年10月22日
公開日(公表日): 2014年05月12日
請求項(抜粋):
【請求項1】 前部に幅方向に設けられたチルト軸を中心として揺動変位するステアリングコラムと、このステアリングコラムの軸方向中間部に固設された変位ブラケットと、このステアリングコラムの内径側に回転自在に支持され、このステアリングコラムの後端開口から突出した後端部分にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトと、上部に設けられた取付板部及びこの取付板部から下方に垂れ下がった1対の支持板部を有し、これら両支持板部により前記変位ブラケットを幅方向両側から挟む状態で、前記取付板部により車体に対し支持される支持ブラケットと、前記両支持板部の互いに整合する部分に設けられた、上下方向に長いチルト用長孔と、前記変位ブラケットの一部でこれら両チルト用長孔に整合する部分に、幅方向に貫通する状態で形成された通孔と、これら両チルト用長孔及び通孔を幅方向に挿通したチルト用杆状部材と、このチルト用杆状部材の基端部で前記両支持板部のうちの一方の支持板部の外側面から突出した部分に設けられ、前記両チルト用長孔のうちでこの一方の支持板部に形成された一方のチルト用長孔に、この一方のチルト用長孔に沿った変位を可能に係合したアンカ部と、このチルト用杆状部材の中間部先端寄り部分で前記両支持板部のうちの他方の支持板部の外側面から突出した部分に、前記チルト用杆状部材に対する相対回転を可能に外嵌され、内側面に形成した係合凸部を前記他方の支持板部に形成された他方のチルト用長孔に、この他方のチルト用長孔に沿った変位を可能とし、且つ、前記チルト用杆状部材を中心とする回転を阻止する状態で係合させた、外側面に円周方向に関する凹凸面である被駆動側カム面を設けた被駆動カムと、前記チルト用杆状部材のうちこの被駆動カムを外嵌した部分よりも先端側部分に、前記他方の支持板から離れる方向への変位を阻止した状態で外嵌され、内側面に形成した円周方向に関する凹凸面である駆動側カム面と前記被駆動側カム面とを係合させた駆動カムと、この駆動カムにその基端部を結合したチルトレバーとを備えたチルト式ステアリング装置に於いて、 前記チルト用杆状部材の先端部に固定されたナットと前記チルトレバーの基端部との間にスラストベアリングが設けられており、 前記両チルト用長孔の形状が、前記チルト軸を中心とする部分円弧状であり、 前記係合凸部は、前後両側面を部分円弧状の凹曲面とした上下方向中間部が括れた形状であり、前記他方のチルト用長孔の内側で揺動した際に、前後両側面のうち対角線上の2個所位置に存在する上下方向両端寄り部分のみが前記他方のチルト用長孔の前後両内側縁と当接するものであり、 前記支持ブラケットを構成する前記他方の支持板部の前端縁部に設けた固定側係止部と、前記被駆動カムと共に変位する部分である前記チルトレバーの基端部に設けた変位側係止部との間に引っ張りコイルばねを設け、このチルトレバーの基端部を上前方且つ幅方向外方に向けて引っ張る事で、前記被駆動カムの内側面に形成した前記係合凸部の前側面を、前記他方のチルト用長孔の前内側縁に弾性的に当接させており、 幅方向外方から見た状態での位置関係に関し、前記ステアリングホイールの高さ位置を調節可能な範囲の中央位置とした状態で、前記チルト軸と、前記固定側係止部と、前記変位側係止部と、前記チルト用杆状部材とが同一直線上に位置している 事を特徴とするチルト式ステアリング装置。
IPC (1件):
B62D 1/18 ( 200 6.01)
FI (1件):
B62D 1/18
引用特許:
審査官引用 (3件)

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